このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

アスキー的パソコン大解剖

高性能なパソコンを自作したら遊びたい最新PCゲーム

2018年10月29日 17時00分更新

文● ジサトラショータ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 NVIDIAの新GPU「GeForce RTX 2000」シリーズに続き、インテルの最新CPUである第9世代Coreプロセッサー(コードネーム:Coffee Lake Refresh)が発表されたことで、にわかにPCのアップグレードや買い替えの機運が高まっている。特に、RTX 2000シリーズであらたに対応する「リアルタイムレイトレーシング」や「DLSS」の影響もあり、ハイスペックなゲーミングPCを組み上げようとしている人は多いはずだ。

 そうなると、気になってくるのが最新のPCゲーム事情。「フォートナイト」や「PUBG」に代表されるバトルロイヤル系ゲームの盛り上がりはもちろん、年末にかけて登場する期待の新作も多い。この特集では、そんなPCゲームの楽しみ方や魅力的な新作タイトルを紹介しよう。

RTX 2000シリーズ登場でPCゲームが変わる?

 冒頭で述べた通り、NVIDIAの最新GPU「GeForce RTX 2000」シリーズは、ゲームに関する2つの大きな新機能に対応している。それが、光がどのように進むかを物理的にシミュレートする「リアルタイムレイトレーシング」と、深層学習を活用した新しいアンチエイリアス手法「DLSS(Deep Learning Super Sampling)」だ。特にレイトレーシングへの対応は革新的で、今後の重量級ゲームの描画手法としてスタンダードになっていく可能性を秘めている。

 レイトレーシングは、3Dコンピューターグラフィックスにおけるレンダリング手法のひとつ。ある地点に衝突する光線を仮想カメラ側からトレースする(たどる)ことで、その衝突点におけるオブジェクトの見せ方を計算し、さらに反射した光をトレースしていくことで、光の反射を緻密に計算できる。より現実的な影の表現や、カメラ外にあるオブジェクトの水面・金属への映り込みの反映が可能となり、リアルなグラフィックスを実現できるのが大きな特徴だ。

左がラスタライズ、右がレイトレーシングで描画されたグラフィックス。レイトレーシングで描画されたグラフィックスは、影の表現や反射が現実のそれにより近くなる
「Battlefield V」のRTXオン/オフ時のデモ映像。炎の反射が中央の車体にしっかり反映されているのが分かるだろう

 計算にはかなりの時間がかかるため、リアルタイムレンダリングを行う必要があるゲームグラフィックスでは使用されてこなかった。かわりに使われているのが「ラスタライズ」という手法で、これは仮想カメラの範囲内にあるポリゴンのみを計算し、負荷を極力下げることでリアルタイムでの3D描画を実現している。RTX 2000シリーズは、レイトレーシングをスムーズに処理するためのハードウェアである「RT Core」を搭載することで、レイトレーシング処理に関してはGTX 1080 Ti比で約10倍の高速化を実現。とはいえ、これだけではゲームのすべての処理をレイトレーシングで実現するのは難しいため、ゲーム側も当面はレイトレーシングとラスタライズのハイブリッドで処理を行っていく見込みだ。

 一方「DLSS」は、RTX 2000シリーズに搭載される機械学習や深層学習向けの演算ユニット「Tensor Core」を活用する機能となる。従来のTAAなどのアンチエイリアスに比べ、崩れの少ない高品位な画像が得られるほか、効率化によるfpsの向上も見込めるうえ、レイトレーシングに比べれば対応が容易とのことなので、今後は対応するタイトルが増えていきそうだ。

当面はディープラーニングを活用したアンチエイリアス手法「DLSS」でTensor Coreが活用されていく。深層学習により、これまでのアンチエイリアスよりも負荷が低く、高品位な画像が得られるようになるという
DLSSに対応したFF15ベンチマークの特別バージョンをTAAモードで起動した際の画面。遠景の木の葉がボヤっとしており、FPSも40程度にとどまっている
FF15ベンチマーク特別バージョンをDLSSモードで起動した際の画面。背景が明らかにクッキリと見え、FPSも58fpsまで向上した

 なお、原稿執筆時点ではどちらの機能も正式に対応しているゲームはない。レイトレーシングはWindows 10のOctober 2018 UpdateでOSレベルの対応が完了し、その後に各ゲームタイトルが対応アップデートを実施していく必要がある。DLSSはメディア向けに配布された「FINAL FANTASY XV Windows Edition Benchmark」の特別バージョンでその効果を確かめることが可能だが、こちらもどの時期に正式対応ゲームが出てくるかどうかは未定だ。また、「3DMark」など著名なベンチマークソフトも、レイトレーシングに対応したテストを近日中に実装予定とのこと。

8月20日のイベント「GeForce Gaming Celebration」で発表された対応予定タイトル一覧。既存のゲームタイトルも、アップデートによりレイトレーシングを利用できるようになる

前へ 1 2 3 4 次へ

週間ランキングTOP5

ASCII倶楽部会員によく見られてる記事はコレだ!

ASCII倶楽部の新着記事

会員専用動画の紹介も!