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アスキー格安SIM通信速度比較第124回

毎月のスマホ料金は安くなっても後悔するなら意味はない

格安SIMのデメリットと注意点 速度はワイモバイル、UQモバイルの圧勝だが……

2018年08月04日 20時00分更新

文● ちゅーやん

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本稿は2018年2月に公開した記事を再編集したものです。

 ASCII倶楽部では平日12時、15時、18時の3つの時間帯で格安SIMの通信速度を計測し、当日夜にその結果を公開しています。連載ページはこちら。

ASCII倶楽部で測定している格安SIM

・IIJmio(ドコモ回線)
・BIGLOBEモバイル(ドコモ回線)
・OCNモバイルONE(ドコモ回線)
・LINEモバイル(ドコモ回線)
・mineo(ドコモ回線)
・mineo(au回線)
・DMMモバイル(ドコモ回線)
・nuroモバイル(ドコモ回線)
・UQ mobile(au回線)
・Y! mobile(ドコモ回線)
・b-mobile(ドコモ回線)
・楽天モバイル(ドコモ回線)

「スマホの更新月だ! 格安SIMに変えよう!」はちょっと待った

 我々メディアがよく書いている文言ですが、auやドコモ、ソフトバンク(俗に言う3キャリア)に比べて格安SIMにすれば毎月のスマホ料金をものすごく安く済ませられるようになります。

 3キャリアでの月々のスマホ代は7000円程度でしょうか。データ容量は10GB使えて、音声通話もできる。こういったプランに加入している人が多いと思います。データ容量10GBと音声通話というプランを格安SIMの料金で考えると、月々3000円程度です。キャリアに対して半額以下の料金で同じようなスマホ環境を整えられます。「毎月4000円近く安くなるなんて天国かよ!」と思います。1年換算すれば4万8000円です。とてつもない金額です。しかし、この料金につられて何も知らないまま格安SIMを契約すると後悔する可能性があります。

 ASCII倶楽部では通信速度を独自で計測している関係上、速度面に触れつつ「格安SIMに初めて乗り換える人が覚えておくべき注意点(デメリット)」をこの記事で紹介します。実際に速度を計測している私が得た所感といいますか、実体験を元に書いていきます。あくまでも「私」の場合ですのですべての人に当てはまるわけでもないと思いますが、幾分かは参考になるのではないのかなと。記事末尾でおすすめのSIM事業者も紹介しています

 さて。格安SIMに乗り換える注意点で主に挙げられるのは「通信速度が遅い」「キャリアに比べてサービスが劣る」という2点です。

12時や18時台での格安SIMの通信速度は基本的に遅い

 まずは速度についてです。格安SIMは遅い、というのが定説です。しかし、これは半分正解で半分不正解であるということは先に覚えておいてください。SIMの速度を毎日測っている私としては「格安SIMはピーク時は遅い。非ピーク時は“速いSIMもある”」という見解を持っています。

 ピーク時というのはスマホを使う人が多い時間のこと。ASCII倶楽部では12時と18時をピーク時、15時を非ピーク時として計測しています。ゆえに、12時と18時のピーク時は軒並み速度は遅いです。遅いって言っても実際にどれくらいの速度なのか、ピーク時と非ピーク時の差が結構あった2018年4月の1ヵ月間平均値を引き合いに出して説明しましょう。

 2018年4月の1ヵ月間平均値は以下となっています。※公開している数値はASCII倶楽部独自の内容です。通信環境、使用端末などの条件により通信速度が変わるため、実際の速度を保証するものではございません。

  12時(下り/上り) 15時(下り/上り) 18時(下り/上り)
IIJmio 0.47Mbps/6.58Mbps 13.8Mbps/8.16Mbps 0.81Mbps/6.45Mbps
BIGLOBEモバイル 0.34Mbps/9.43Mbps 9.25Mbps/11.5Mbps 0.83Mbps/8.82Mbps
OCNモバイルONE 0.36Mbps/13.4Mbps 27.8Mbps/12.6Mbps 0.93Mbps/11.9Mbps
LINEモバイル 0.30Mbps/14.2Mbps 8.03Mbps/13.0Mbps 0.53Mbps/13.3Mbps
mineo(ドコモ) 0.34Mbps/9.19Mbps 23.6Mbps/12.0Mbps 0.77Mbps/8.62Mbps
mineo(au) 0.30Mbps/5.40Mbps 8.96Mbps/5.97Mbps 0.75Mbps/5.87Mbps
DMMモバイル 0.46Mbps/6.19Mbps 13.6Mbps/7.96Mbps 0.73Mbps/5.40Mbps
nuroモバイル 0.40Mbps/10.3Mbps 27.4Mbps/12.5Mbps 1.41Mbps/9.57Mbps
UQ mobile 7.30Mbps/7.26Mbps 10.2Mbps/6.77Mbps 10.4Mbps/6.12Mbps
Y!mobile 12.9Mbps/8.63Mbps 12.8Mbps/10.8Mbps 15.0Mbps/11.9Mbps
b-mobile 1.36Mbps/11.7Mbps 3.58Mbps/12.5Mbps 1.57Mbps/11.9Mbps
楽天モバイル 0.55Mbps/14.1Mbps 7.24Mbps/13.6Mbps 1.20Mbps/13.9Mbps

 上記の表がすべてを説明していますが、大半の格安SIMは12時は1.00Mbpsすら届きません。18時台でもギリギリ届くか否か、というレベルです。通信速度の目安は、メールやLINE、メッセンジャーなどを使うぶんには下り(ダウンロード速度)はほとんど必要としていません。1.00Mbpsあれば十分です。もちろんテキストの送受信に限ります。しかし、ネット閲覧をするとなると3.00Mbps程度はないと「もたつくな~」と思う人が増えてきます。YouTubeなどで動画を視聴する場合は最低でも5.00Mbps程度はほしいところでしょうか。

 人それぞれ感じ方が異なるので一概には言えませんが、格安SIMではピーク時にネット閲覧するのもギリギリ……というのが実情です。ピーク時にネット閲覧したり、動画を見たりする人は格安SIMに乗り換えると満足できない可能性があります。

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