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アスキースマホ総研・白書第59回

「Xperia XZ1」「Galaxy Note8」 高性能Androidスマホどっちが買い?

2017年11月08日 17時00分更新

文● 小山安博 編集●ASCII編集部

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 携帯キャリア3社の冬モデルが出そろって、その中で注目を集めているのがソニーモバイルの「Xperia XZ1」とサムスン電子の「Galaxy Note8」だ。Galaxy Note8はドコモとauから発売中、Xperia XZ1はソフトバンクを含めた3社から発売が決定しており、最上位モデルとして人気を二分している。今回は、この2モデルそれぞれの良さを検証した。はたして、どっちを買えばいいのだろうか?

Xperia XZ1とGalaxy Note8の進化の歩み

 ソニーモバイルのXperiaシリーズは、もともとソニー・エリクソン(当時)が開発したスマートフォンで、初代は「Xperia X」の名称を冠していた。2009年にAndroidを搭載した「Xperia X10」が発表され、2010年には国内でも「Xperia(SO-01B)」という名称で発売された。

初代Xperia「Xperia(SO-01B)」

 その後、arcやacroといったモデルも登場し、歴史を重ねたXperiaシリーズは、2013年にハイエンドモデル「Xperia Z」シリーズを発売。Zシリーズは「Xperia Z5」まで発売されたが、2016年に「Xperia XZ」が登場した。さらに「Xperia XZs」が発売され、最新モデルとして投入されたのが今回紹介する「Xperia XZ1」だ。

最後のZシリーズとなった「Xperia Z5 Premium」

 年に2回ほど新製品が発売されるという矢継ぎ早の商品展開だが、「インテリジェンス」といったキーワードが与えられ、バッテリー状態に合わせた充電を行なって寿命を延ばす機能などに加え、カメラのソフトウェア機能を大幅に強化した。

 ハイエンドとして「ハードウェアが最高」だけでなく、「ソフトウェア機能を進化させる」ことを目指しているのも特徴で、Xperiaらしい使いやすさを追求したUIやPS4との連携機能などソフトウェア面での強化を図ったシリーズだ。

 その最新モデルであるXperia XZ1は、カメラに独自機能を追加したXperia XZsの良いところをそのままブラッシュアップさせている。Xperia XZsでは最新センサーを使った「スーパースローモーション」や「先読み撮影」といった機能が追加されたが、その先読み撮影をさらに強化し、新たな機能を追加したのがXperia XZ1だ。

 チップセットにはSnapdragon 835を搭載。ディスプレーは5.2型(1080×1980ドット)で、メモリーは4GB、内蔵ストレージは64GB、そしてOSは最新のAndroid 8.0を採用している。

ペンという独自の進化をはたした「Galaxy Note」シリーズ

 「Galaxy Note8」は、ペンを内蔵し独自機能を追求したモデル。もともとグローバルでは2011年に初代Galaxy Noteが発表され、2012年には国内でも発表。当時としては大型の5型ディスプレーを搭載し、ワコムと開発した独自の手書きペン「Sペン」を利用してメモ帳のように書けることが特徴だった。

ファブレットの先がけにもなった初代「GALAXY Note」

 スマートフォンとタブレットの中間である「ファブレット」と呼ばれるジャンルの先がけともなったモデルで、その後もペン機能は継続し、大画面だけではない独自の地位を築いた製品だった。

 その後は順調にモデルを重ねるが、日本では2014年の「Galaxy Note Edge」以降、新製品が投入されなかった。グローバルでは「Galaxy Note 5」が発売されたが、2016年の「Galaxy Note 7」が海外で発売されてすぐに、バッテリーの事故が発生。調査の結果バッテリー設計に不具合があったとして販売が中止され、Galaxy Note 7は「幻のモデル」となってしまった。

世界的にお騒がせモデルとなってしまった「Galaxy Note 7」

 そして、満を持して今年登場したのがGalaxy Note8だ。海外ではGalaxy Note 5以来2年ぶり、国内ではGalaxy Note Edge以来、実に3年ぶりとなる新モデルとなった。

 ペン機能は強化され、ペンの精度を向上させただけでなく、ペンを近づけるだけで翻訳してくれたり、画面オフ時でも大量のメモを取れたり、メモの筆順をそのままアニメーションとして送信したり、さまざまな機能が追加された。

 大画面スマートフォンとしては、同じくハイエンドの「Galaxy S8+」があるものの、ノート機能を求める人にとっては3年ぶりということもあり、注目度の高いモデルである。

 SoCにはSnapdragon 835を搭載。ディスプレーは6.3型QHD+(1440×2960ドット)で、メモリー6GB、内蔵ストレージは64GB、OSはAndroid 7.1を採用している。

目次

以下、ASCII倶楽部会員限定公開

  • Sペンが便利すぎるGalaxy Note8の実力は高いが慣れが必要
  • 3Dクリエーターなど次世代感があるXperia XZ1
  • カメラ機能はシンプルにこだわったXperiaと、デュアルカメラのGalaxy
  • アスキースマホ総研が2台をクロスレビュー! 各自のオススメはコレ!

似て非なる2台だが
どんな人に向いている?

 同じハイエンドモデルとして位置づけられるXperia XZ1とGalaxy Note8だが、その用途には明確な違いがある。

 ディスプレーサイズが5.2型フルHD液晶のXperia XZ1と、6.3型QHD+ Super AMOLEDのGalaxy Note8と、サイズは異なるものの、ハードウェア性能としてはそれほど大きな違いはない。

 ディスプレーが18.5:9という独自のアスペクト比で、解像度も高いGalaxy Note8だが、動画の閲覧や2つのアプリの同時起動、縦長画面を使ったメモといったメリットがあり、ディスプレーサイズのワリに横幅が狭くて持ちやすいという特徴がある。Galaxy Note8の真価はやはりペン機能にあり、Sペンを使って手書きメモを取るといった機能を必要とするか否かが端末チョイスの大きなポイントになるだろう。

 手書きメモを頻繁に使うビジネスユーザー、手描きイラストなどを描く必要があるイラストレーターやデザイナーなど、Sペンが必要な人は意外に多いはず。今まで、普通のスマートフォンでタッチペンを多用していたような人なら、Sペンを使うとその書き味に驚くはずだ。

Galaxy Note8でメモを取っているところ

 一方、Xperia XZ1は最近のスマホとしてはごく標準的なサイズ・解像度だが、相変わらずトリルミナスディスプレーとX-Reality for mobileといった高画質機能は強力で、さらにGalaxy Note8と同様にHDRにも対応している。

 なによりエンターテインメント機能が充実しているのがXperia XZ1の特徴。特にカメラのスーパースローモーションや先読み撮影は、想像以上に面白い。新たに追加された3Dクリエーターも、多少の手間でかなり質のいい3Dモデルが作成できてしまう。カメラでぐるっと被写体を撮影すれば、1分ほどでリアルな3Dモデリングが可能になる。

3Dクリエーターで3Dモデリング作成中

※両端末とも発売前のためソフトウェアが最終版ではありません。ご了承ください。

au「Galaxy Note8 SCV37」の主なスペック
メーカー サムスン電子
ディスプレー 6.3型有機EL
画面解像度 1440×2960ドット
サイズ 約75×163×8.6mm(最厚部8.7mm)
重量 約190g
CPU Snapdragon 835(オクタコア)
内蔵メモリー 6GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大256GB)
OS Android 7.1
最大通信速度 下り最大708Mbps
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア:約1220万画素×2/イン:800万画素
バッテリー容量 3300mAh(交換不可)
FeliCa/NFC ○/○
ワンセグ/フルセグ ○/○
防水/防塵 ○/○
生体認証 ○(虹彩認証、顔認証、指紋認証)
USB端子 Type-C
連続待受時間(LTE) 約330時間
連続通話時間(LTE) 約1380分
カラバリ ミッドナイト ブラック、メープル ゴールド
au「Xperia XZ1 SOV36」の主なスペック
メーカー ソニーモバイルコミュニケーションズ
ディスプレー 5.2型液晶
画面解像度 1080×1920ドット
サイズ 約73×148×7.4mm(最厚部8.1mm)
重量 約156g
CPU Snapdragon 835 2.45GHz+1.9GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大256GB)
OS Android 8.0
最大通信速度 下り最大708Mbps
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア:約1920万画素/イン:1320万画素
バッテリー容量 2700mAh(交換不可)
FeliCa/NFC ○/○
ワンセグ/フルセグ ○/○
防水/防塵 ○/○
生体認証 ○(指紋認証)
USB端子 Type-C
連続待受時間(LTE) 約420時間
連続通話時間(LTE) 約1420分
カラバリ ブラック、ウォームシルバー、ムーンリットブルー、ヴィーナスピンク

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