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MCコジマのカルチャー編集後記第184回

「ダビデ像」と同じ素材のヘッドフォンアンプにワクワク

2017年04月18日 08時00分更新

文● コジマ/ASCII

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 ゼンハイザージャパンは、静電駆動形ヘッドフォン「HE 1」を4月20日に発売します。1990年代に販売していた「Orpheus」の後継モデルとしてプロジェクトが開始。エキスパートチームが10年の開発期間を費やし、2015年にプロトタイプが発表されていたというもの。価格は648万円(!!)。受注生産です。

 ヘッドフォンケースを兼ねた専用の駆動アンプは、真空管とトランジスターアンプのハイブリッド式。電源を切った状態では真空管などのコンポーネントがすべてアンプのハウジングに収納されており、ボリュームノブを押し込んで電源投入すると、ブロック削り出しの真鍮パーツに保護された真空管がせり上がる(!)。さらに駆動準備が整うとガラスカバーが自動的に開き(!)、本革イヤーカップ付きのヘッドフォンを取り出すという演出がなされているのだそう。

 ほかにも、金蒸着セラミック電極やプラチナ蒸着ダイヤフラムなど、パーツにはいずれも音響性能を優先した厳選素材を採用……など、「すっごいなあ」とぼんやりリリースを読んでいたら、ものすごい情報を見つけてしまいました。アンプのハウジングに使われている大理石は、あのミケランジェロの彫刻と同種のものだとか。

 使用されている大理石はイタリア・カッラーラ産。「カッラーラ大理石には、アンプのコアを適切に保護する特性があります。さらにその独自の輝きと構造は、HE 1を一種の芸術品として完成させたと言えるでしょう」(ゼンハイザー セレクト&オーディオファイルディレクター、モーリス・クワレ談)。

 はたしてミケランジェロの彫刻で、カッラーラ産の大理石を使用したものはどれなのだろう……と思ったら、なんとあのダビデ像がそうらしいのです。

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