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家から出ずに鉄道レジャー気分を味わいたい人は必見! 

鉄道BD×最新プロジェクターで、夏の旅行に行った気になる (1/3)

2016年08月18日 12時00分更新

文● 鳥居一豊 編集●ハシモト

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視聴イメージ。サイズが大きいので置き場所の確保が必要になるが、画質の実力は見事なもの。ホームシアターシステムと組み合わせて楽しみたい

映像用プロジェクターでの視聴イメージ。サイズが大きいので置き場所の確保が必要になるが、画質の実力は見事なもの。ホームシアターシステムと組み合わせて楽しみたい

 夏真っ盛りの今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか? 照りつける太陽の下に飛び出して、ポケモン探しの旅に出るのもいいけれど、混雑した行楽地へ出掛けるよりは家でのんびりと休暇を過ごして心と体の疲れを癒したいという人もいるはず。

 そんなインドア派のあなたにおすすめしたいのが、インドアで楽しむ電車の旅。最近は鉄道の前面車窓風景を収めたDVDやBlu-ray作品がいろいろあり、家にいながらにしてバーチャルトリップを楽しめる。冷房をきかせた快適な室内で心地よい旅行気分を味わえるはずだ。

 とはいえ、ただのテレビでビデオ上映はつまらない。大画面で臨場感たっぷりの映像で楽しむことが肝心。今や薄型テレビもずいぶんと大画面になり、50V型はわりと身近なサイズという印象さえあるし、60V型やそれ以上の大画面モデルも増えている。だから、ここで目指したい大画面はずばり100インチ級!

 そんな大画面はとても現実的ではないと思う人がいるかもしれないが、そんな100インチ級大画面をわりと気軽に実現できるのが、プロジェクターだ。

この特集の目次

使い方に応じて、プロジェクターは3つの種類に分類できる

──以下、ASCII倶楽部会員限定──

明るく高精細、映画も迫力満点のソニー「VPL-HW60」
 ~フルHDから4Kまで、本格的なプロジェクターは種類も豊富

驚きのコンパクトサイズで気軽に持ち運べるキヤノン「C-10W」
 モバイルプロジェクターでも80インチ弱の大きさで楽しめる
 ~手のひらサイズのモバイルプロジェクター

今までにない使い方ができる超短焦点プロジェクター「LSPX-P1」
 壁だけではなく机の上に投影することも可能
 ~家庭向けはあまり存在しない超短焦点プロジェクター

100インチ級の大画面は思ったよりも身近な存在!

 プロジェクターというと、高価だとか設置が大変と思う人が多いかもしれないが、プロジェクターにもいろいろな種類があり、邪魔にならないコンパクトなものや、設置性が優秀なものなども揃っている。

 今回はそんなさまざまプロジェクターを紹介していこう。自分に合ったモデルを選べば、手軽に大画面のバーチャルトリップを快適に楽しめるはずだ。

鉄道の前面展望Blu-rayで車窓風景をフルHDで楽しむ!

ビコム「京成電鉄 ちはら台~京成上野(上り)/京成高砂~京成金町(往復)」

ビコム「京成電鉄 ちはら台~京成上野(上り)/京成高砂~京成金町(往復)」

 鉄道の前面車窓を収録した映像作品はいろいろなメーカーからリリースされている。中でもビコムは「ビコムブルーレイ展望」シリーズとして、「0系こだま」や「伊勢志摩ライナー」など、さまざまな鉄道の展望作品をリリースしている。

 今回視聴したタイトルは、7月21日発売の「京成電鉄 ちはら台~京成上野(上り)/京成高砂~京成金町(往復)」(税別4500円)。

 東京都と千葉県の広域に線路網を持つ京成電鉄の、最南端にあるちはら台から京成上野を目指す路線風景を収録。千原線から京成千葉線、京成本線を経由し、上野を目指して進む車窓風景を楽しめる。

 房総の自然豊かな土地から、江戸川や荒川、隅田川を越えていく景観の変化が見物だ。また、京成高砂~京成金町では下町の代表格である柴又を含め、情緒あふれる街並みを眺められる。収録時間は118分(映像特典13分)で、ちょっとした小旅行を楽しめる内容になっている。

使い方に分けて選ぶと
プロジェクターは3つの種類に分類できる

 プロジェクターは、仕事などで使うビジネス用と映画鑑賞などに使うホーム用という区別もあるが、設置方法やサイズなどで分類することもできる。

 AV用のプロジェクターはサイズがやや大きめ。ちょっとしたテーブルに置くなど設置スペースを用意する必要がある。投影距離は最短でも2mくらい必要になるため、リビングなどある程度の広さがある部屋で使うタイプと言える。

 画質については、当然ながらもっとも優秀で、明るさにも余裕があるので部屋を暗くしなくても使えるものもある。価格としては、エントリーモデルでも10万円以上になるなど、高級モデルと考えていい。

モバイルプロジェクターでの視聴イメージ

モバイルプロジェクターでの視聴イメージ。本体は筆者のちょっと後ろぐらいに設置

 次がモバイルプロジェクターと呼ばれる、コンパクトなサイズを実現したモデル。手の平に載るようなサイズなので持ち運びも容易だし、設置する場所も最小のスペースで済む。

 使わないときも簡単に片付けられるので邪魔にならないなど、使いやすさではもっとも優秀。投影できるサイズは距離によって変化し、1mの距離で31インチとなる。

 5mの距離で158インチになるので、80~100インチのサイズで投影しようとすると、およそ3mほどの距離が必要だ。価格はエントリーモデルなら10万円以下が中心だ。

超短焦点プロジェクターでの表示イメージ

超短焦点プロジェクターでの表示イメージ。本体は筆者の前、壁際に設置

 最後が超短焦点プロジェクター。プロジェクターは大画面投影となると2m前後の距離が必要なものがほとんどだが、超短焦点となる10数cmの投影距離で済んでしまう。このため、邪魔になりにくい壁際に置くことができ、設置性が極めて優れている。

 コンパクトなモデルも増えてきており、注目度の高い製品が増えてきているのだ。

 以降(ASCII倶楽部会員向け)では、これらの3つのタイプのプロジェクターを実際に使って、その特徴を紹介しつつ、京成電鉄の旅を楽しんでみよう。

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