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「ライブ配信メディア完全解剖 〜過去と今、そして未来へ〜」第1回

UstTodayを6年続けてわかったこと3つ

2016年08月10日 17時00分更新

文● ノダタケオ(Twitter:@noda

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多くの視聴者に支えられて、配信6周年を迎えることができました

 ネットを通じ個人が手軽に映像配信できる「Ustream」「ニコニコ生放送」「ツイキャス」、芸能人や著名人なども多く利用している「LINE LIVE」「FRESH! by AbemaTV」「Showroom」といったライブ動画配信サービスを総称し“ライブ(配信)メディア”と呼びます。このライブメディアに魅力を感じ、2010年から専門に携わってきた経験を基に、過去と今、そして自分自身の期待も込めた未来予想をしていきたく思います。

自分たちでネット番組を制作するようになったワケ

 最新IT情報やガジェットレビュー、ネットで話題の人をゲストに迎えてのインタビューなど、コレを見れば丸っとわかっちゃうライブメディア界の月9(ゲツク)を謳うライブメディア情報番組「UstToday」は毎週月曜21時ぐらいから約1〜2時間ほど配信しているインターネット番組。ITジャーナリストの三上洋(Twitter:@mikamiyoh)とAyano*(Twitter:@AyanoTDO)、そして私ノダタケオの3人によって番組タイトルの通りUstreamで配信する定期番組としてスタート、現在はメンバーが6名に増えてツイキャス、ニコ生、FRESH! by AbemaTVにも向けた多次元中継を行なっています。

 2010年当時、ライブ動画配信サービスの代名詞であったUstreamに魅力を感じた私たち。「好きな時間にいつでも、好きなだけ配信できるUstreamだけど、あえて決まった時間に配信が始まるインターネット上の定期番組を」という提案がUstTodayの生まれるきっかけでした。

 しかし、私たちには番組を始めようにもコンテンツがありません。そこで「自分たちはUstreamファンだから、数あるUstreamの配信コンテンツの中から、気になったものを紹介するUstream番組」という内容に決めました。メンバーそれぞれが、さまざまな視点から気になった配信コンテンツをピックアップ・紹介していくことにより、同じようにUstreamの魅力を感じ、インターネット上で番組を制作していた全国各地の配信者たちとのコミュニケーションがソーシャルメディアを通じて生まれていきます。それが2010年〜2011年ころの話です。

 のちにUstreamだけでなく、ライブメディア全般のトピックを毎週紹介していくカタチが定着し、よりIT全般の話題であったり、ネット上で話題の人物やサービスを紹介するようになって現在に至ります。

全員が演者も裏方もこなすマルチプレイヤー

番組を進行しつつの機材操作って、慣れても(今でも)難しい…

 基本、ライブ配信はテレビと同様に「画面に映る人」である演者、「カメラを操作する人」「カメラ映像をスイッチングをする人」「音声をミキシングする人」といったスタッフが必要で、演者と裏方で分かれているケースが一般的です。

 しかし、演者と裏方を完全分業すると(裏方は映像に映らないので)自分たちのプロモーションや配信実績として伝えにくい。だから、裏方も積極的に表へ出る番組にしようということになりました。UstTodayは「自分たちがカメラのスイッチングをし、音声のミキシングをし、配信をしているその姿を映しながら、番組をそのものを企画・進行する」というスタイルでやっています。

 時代が流れメンバーが増えたこともあり、現在では演者と裏方の分業も少しありますが、裏方であるメンバーが時折、演者の発言に絡んで(表へ積極的に出て)くるという番組進行が当たり前であり、UstTodayの番組制作進行上、重要な要素になっています。

 裏方であるメンバーも積極的に表へ出て行くというスタイルは賛否両論もあるかもしれません。しかし、それは「メンバーの誰かがお休みして不在となっても、休むことなく番組を進行して配信が毎週継続していける」という利点となったことも、6年という月日を重ねることができた要因のひとつであると思います。

6年間続けてわかった3つのこと

6年も続けると機材も増え、さまざまな技術的進化もあります…

 2016年5月に配信開始6周年を迎えたUstTodayは配信回数が300回を数えています。発信し続けてきてわかったことが3つあります。順にご説明します。

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