ダイソン創業者の長男、ジェイク ダイソン率いるダイソンリミテッドが3月30日、ノイズキャンセリング機能付き空気清浄ヘッドホン「Dyson Zone（ダイソン ゾーン）空気清浄ヘッドホン」を発表しました。2022年秋発売予定で、国内展開は未定です。
Dyson Zoneはダイソン初のウェアラブル製品。イヤーカップの内側にダイソン製品の中で最も小さいモーターを配置し、コンプレッサーが2層のフィルターを介して空気を取り込み、左右から非接触型シールドを通して浄化された空気を着用者の鼻と口に送り届ける仕組み。
静電フィルターがハウスダスト、花粉、細菌などPM 0.1レベルの粒子を99％捕捉し、活性炭フィルターがNO2（二酸化窒素）、SO2（二酸化硫黄）、オゾンなど都市部のガスを捕捉します。
空気浄化モードは「低、中、高、自動」の4段階。自動モードでは加速度センサーを使い、運動時などの呼吸パターンに応じて浄化速度を切り替えるようになっています。
アクティブノイズキャンセリングのモードは、没入感を高める「アイソレーションモード」、空気清浄機能をオフにする「会話モード」、サイレンやアナウンスなどの音を増幅して周囲の状況を認識できるようにする「トランスペアレンシーモード」の3種類を用意します。
同社によれば開発期間は6年。開発にあたっては500個以上のプロトタイプを作り、医療グレードの人工肺と、汚染物質を吸引したことを検知する機能を備えた呼吸するマネキン（通称フランク）で人間の呼吸パターンを再現しながら独自のテストをしたということです。
