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日本HP、視線や瞳孔・心拍数などのセンサーを搭載する開発者向けVRヘッドセット「HP Reverb G2 Omnicept Edition」発表

2021年12月02日 12時30分更新

文● ASCII

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 日本HPは12月2日、VRヘッドセット「HP Reverb G2 Omnicept Edition」および開発者向けソフトウェア開発キット(SDK)を単一プラットフォームに統合したソリューション「HP Omnicept Solution」を発表した。

 VRヘッドセット「HP Reverb G2」をベースとして構築しており、最先端の光学技術やインサイドアウトトラッキング、空間3Dオーディオ、自然なジェスチャーによる改良型コントローラーを備える。筋肉の動きや視線、瞳孔の大きさや脈拍を測定するセンサーシステムを搭載。ソフトウェア開発者や企業向けに最適化された機能を備えており、人間の生理反応データなどを収集できることから、トレーニングや教育の成果を向上させると共にコラボレーションの強化に繋がるという。

 アイトラッキングや心拍数、瞳孔測定、フェイスカメラなどのセンサーで収集した生理反応は内蔵HP Omnicept SDKによってデータを解析。体験中のエンドユーザーのエンゲージメントや反応に関する実用的な解析情報を提供する。また、内蔵されている視線追跡機能はユーザーの視線の方向を把握してリアルタイムに視点の中心の画質を向上、それ以外の周辺の画質を落とすことにより、VRのリアリズムを強化しながらGPUへの負荷を低減するといったことも可能となる。

 HP Reverb G2 Omnicept Editionの提供開始は2021年末の予定。HP Omnicept SDKは現在のところ国内にて「Core」ライセンスのみの提供(その他のライセンスについては順次提供を開始)
 

アイトラッキングや心拍数、瞳孔測定、フェイスカメラなどのセンサーを備える

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