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石川温のPCスマホニュース解説 第93回

ドコモ値下げはデメリットへの覚悟が求められる

2020年10月07日 09時00分更新

文● 石川温 編集● ASCII

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 NTTによるNTTドコモの完全子会社化が発表された。NTTの澤田純社長は「NTTドコモはNTTと一体化することで財務基盤が安定し、値下げも実現できる」とコメント。12月1日からNTTドコモ新社長になる井伊基之氏も値下げに意欲を示し、菅首相が要請していた「料金値下げ」は時間の問題になってきた。

 最も現実的なのはこれまで頑なに拒んできたNTTドコモによるサブブランドの創設だ。現在、NTTドコモからソフトバンクのサブブランドであるワイモバイル、KDDIのサブブランドとなるUQモバイルへの顧客流出が止まらない。

 井伊新社長は「(サブブランドに関して)何も決まっていない」としているが、「あらゆる年代に支持されるサービスと価格を目指すが、どういった戦略で目的を達成できるか。後追いでUQモバイルやワイモバイルと同じものを出しても、お客さまが本当に望む姿なのか。しっかり考えて対策を打ちたい」とサブブランドの創設に含みを持たせた。

 あるキャリア関係者は「官邸からは年内に何かしらの答えを出せと言われている」という。早ければ、井伊氏が新社長に就任する12月1日にも新料金プランもしくはサブブランドの発表がありそうだ。

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