京セラは「ガテン系」にアピール 筆者撮影
今年もIT業界はラスベガスで開催のCESからスタートした。
昨年の2019年、CESを取材するにあたり「5Gをテーマに回ろう」と決めていた。アメリカでは2019年から5Gの商用サービスが開始される計画であったため「どんな製品やサービスが見られるのか」とワクワクしながら会場に乗り込んだところ、見事に肩透かし。5Gスマホなどの形跡はなく、展示はほとんどなかった。ベライゾンが基調講演で5Gについて語ったのだが、目新しい話は乏しく、期待はずれに終わった2019年のCESであった。
2020年も5Gを目当てにしていたところ、5Gで重要なポジションにいるはずのクアルコムが、まさかの「ブース撤退」ということになっていた。クルマ関連の記者発表会やブース展示はするものの「5Gなどの通信関連のブース展示からは撤退し、大きな発表はすべて2月にスペイン・バルセロナで開催されるMWCまでにとっておく」とのことだった。
「やはり、2020年のCESも5Gは盛り上がらないのか」とあまり期待せずに会場を歩いていたら、予想外に5G関連の展示を発見することができたのだった。
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