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ファーウェイ、スマホ+8ジャンルに製品拡大 独自アプリストアの日本での取り組みも公表

2019年11月14日 21時50分更新

文● ASCII

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 ファーウェイ・ジャパンは、14日に製品発表会を開催。新SIMフリースマホ「HUAWEI nova 5T」を始め、完全ワイヤレスヘッドフォン「HUAWEI Freebuds 3」、ウェアラブル端末の「HUAWEI WATCH GT 3」「HUAWEI Band 4」の4製品を発表した。

 発表会冒頭で登壇した国内コンシューマー部門トップの呉波(Oliver Wu)氏は、まず国内でのファーウェイブランドの認知率が39%から63%まで大きく上昇したことを紹介。この数字の背景にあるのはポジティブな要因だけではないのも確かだが、一方で実際にスマートフォンの購入を検討するブランドであるかという調査でも9%から13%にアップしたことを重視。ファーウェイへの支持に感謝したいと語った。

 また、今回登場した製品からもわかるように、最近の同社はイヤフォンやスピーカーなど、製品ジャンルを拡大している。これについては「1+8+N」という表現でエコシステムを紹介した。

 「1」の部分は言うまでもなく、スマートフォン。これに対して「8」はタブレット、PC、スマートスクリーン、スマートテレマティクス、VRグラス、ウェアラブル、イヤフォン、スマートスピーカーを指している。さらに「N」は5G時代におけるIoT機器となる。すでに国内で製品が登場していて好調なジャンル、まだ未発表のジャンルもあるが、スマートフォンを中心とした新しいライフスタイルを築くことができる製品を今後もリリースしていく考えのようだ。

 発表会の最後に紹介されたのが、「HMS」(Huawei Mobile Service)への取り組みと、国内での開発者へのサポート。米商務省のエンティティリスト入りにより、グーグルを含む米国企業との新規取引が難しい状況にある同社は、今後グーグル製アプリやサービスが含まれない端末のリリースを余儀なくされる可能性が高まっている(HUAWEI nova 5Tは海外モデルが今年前半に発売されていることもあり、グーグル製アプリも搭載)。

 そこで同社が力を入れているのが独自プラットフォームのHMSとなる。ファーウェイはすでに世界各地でイベントを開催。HMSにアプリを登録することで中国や欧州を中心に、多くのユーザーに配信できることをアピールした。また、同様のイベントを東京での開催すると予告。開発者からのアクセスに期待を寄せた。


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