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AV視点で新AirPods Proを試した 気になるノイキャン効果・音質は?

2019年10月31日 16時25分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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アップルのアクティブノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」。価格は税抜2万7800円、税込3万580円

 アップルからアクティブノイズキャンセリング機能を搭載する、完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」が発売された。併売される従来のAirPodsも見事なイヤホンだが、半密閉型のハウジングを採用しているため、地下鉄の中や賑やかな場所で音楽が聴こえにくく感じるという声もあがっていた。遮音性の高いAirPodsの登場は、また大いに歓迎されるだろう。新製品のノイズキャンセリング機能の実力や音質をレポートしてみたい。

密閉型のハウジング構造だが、黒い部分に細かい孔を配置して内部に空気の流れをつくるための通気孔としている

ステムの長さが従来のAirPods(右側)よりも短くなった。比べるとAirPods Pro(左側)はハウジングが少しだけ大きくなっている

AirPods Proのココが要注目

 AirPods Proの特長としてノイズキャンセリング機能のほかに、注目したい2つのポイントがある。ひとつは本体に搭載するマイクでリスニング環境周辺の音を拾って、音楽を聴きながら同時にモニタリングできる「外音取り込み」の機能と、その出来映えだ。遮音性の高いイヤホンを屋外で歩きながら、または室内でも体を動かしながら使う場合には、必須と言える実用性の高い機能だからである。そして従来のAirPodsよりも様々な機能が追加されたのに、本体と充電ケースがとてもコンパクトで持ち歩きやすいサイズ感に収まったことも見逃せない。内蔵バッテリーによる駆動時間も従来のAirPodsと同等のレベルに到達するよう設計されている。

充電ケースも手のひらサイズを実現。片手で開閉ができる。イヤホンはケースにマグネットで吸着するので着脱操作も安心だ。

誰にとっても簡単な操作性はAirPodsと同じ

 iPhoneやiPod touchなど、iOSデバイスとのペアリングが従来のAirPodsと同様にとても簡単だ。AirPods Proを十分に充電した状態でフタを開けてiOSデバイスに近づけると、画面にペアリング設定のアニメーションが表示される。AirPods Proのグラフィックスの下に表示される「接続」アイコンをタップするだけで、自動的にBluetooth接続が完了する。もしひとつのiCloudアカウントにひも付けて複数のiOSデバイス、またはMacやApple TVを使っていれば、この時同時にほかの機器とAirPods Proのペアリングも済ませられるので便利だ。

iOSデバイスでAirPods Proを使うためにはiOS 13.2以降にアップデートする必要がある

従来のAirPodsと同様に、AirPods Proを近づけると自動的にペアリングモードに切り替わる

当然ながらAirPods ProはAndroidスマホなどにもペアリングして音楽再生が楽しめる完全ワイヤレスイヤホンだ。

 もちろんAirPods Proは、AndroidスマートフォンやウォークマンなどBluetooth機能を搭載するオーディオプレーヤー、Windows PCにもペアリングができる。フタを開けてケースの背面にあるボタンを数秒間押し続けると、ケース前面に配置されたLEDライトが白色に点滅する。この間にAndroidスマホなどペアリングしたい機器でBluetooth接続のメニューを立ち上げて、リストに表示されているAirPods Proを選択するだけだ。

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