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新モデル「AMD EPYC 7H12」も発表に

AMD、「第2世代AMD EPYC」プロセッサーの採用拡大を発表

2019年09月19日 18時15分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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 AMDは9月19日、クラウド/エンタープライズ/HPC分野において「第2世代AMD EPYC」プロセッサーの採用が拡大していると発表した。

  これは米AMDがイタリアのローマで開催されたイベントにて発表したもので、Dell Technologiesが発表した新「Dell EMC PowerEdge」プラットフォーム5機種では、第2世代AMD EPYCの機能をサポートするよう最適化されているという。また、IBM Cloudではクラウド・セキュリティーの改善やビッグデータやアナリティクスなどのワークロードに対するメモリー帯域幅向上といった第2世代AMD EPYCによるパフォーマンスの強化について解説。Nokiaではサービスプロバイダーによる5G向けブロードバンド、IoT、マシンタイプの通信サービスの提供を支援する「Cloud Packet Core」システムを大幅に高速化するなどしたという。

各種分野、多数の企業が第2世代AMD EPYCを採用 

 また、AMDでは第2世代AMD EPYCファミリーの新モデルとして「AMD EPYC 7H12」プロセッサーを発表。64コア/128スレッド、ベース周波数2.6GHz(ブースト時最大周波数3.3GHz)、TDP 280Wを実現するプロセッサーで、HPC向けに設計されており水冷ソリューションによって優れたスーパー・コンピューティング・パフォーマンスを提供するとしている。BullSequana XH2000での検証ではAMD EPYC 7742を最大11%上回る、およそ4.2 TFLOPSのLINPACKスコアを達成しているという。

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