このページの本文へ

前澤友作社長「誰でも靴がECで買える時代にしていきます!」

ZOZO、足のサイズを3Dで計測する無料のZOZOMATを予約開始

2019年06月24日 14時25分更新

文● 上代瑠偉/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ZOZOは6月24日、スマホを使うことで、精度の高い足の3Dサイズ計測が簡単にできるとする「ZOZOMAT(ゾゾマット)」の予約受け付けを開始した。特設ページで予約をした人に、無料で配布する。発送は秋冬から順次開始予定で、送料は無料。

 マットに足をのせ、足の周囲をスマホのカメラで撮影することで、マット全体に施したドットマーカーを読み取り、足の3Dサイズを計測できるマット。専用アプリの音声案内に従い、撮影を進めるだけで、簡単に「足長」や「足幅」、「足囲」など、複数箇所のサイズをミリ単位で計測可能。アプリ内で3Dデータを360度確認できる。ZOZOグループ独自の新技術を搭載しており、これまで個人で計測することが難しかった足全体のサイズを高精度かつ簡単に計測できるとしている。

 ZOZOMATは、ドットマーカーを含む基本レイアウトを用紙に印刷した簡易な仕様だという。そのため、チラシを印刷して配布することと同じように、低コストで短期間での大量配布ができるとした。いち早くユーザーに配布できるように、たとえば、新聞などの紙媒体にZOZOMATのレイアウトを広告として出稿したり、自宅のプリンターで印刷できるようにPDFファイルを配信したり、さまざまな手段で多くの人が気軽に体験できる方法を検討中とのこと。

 将来的には、ZOZOMATのデータを活用し、ECで自分の足のサイズにあった靴を試着なしで注文できるサービスを開発したり、2019年秋開始予定の「MSP(マルチサイズプラットフォーム)事業」において、ブランドと商品を開発したりなどの展開を見据えているという。これにより、現在約361億円あるZOZOTOWNの靴カテゴリーの商品取扱高のさらなる拡大を目指し、快適で便利な靴選びができる新しい購買体験を提供できるように取り組んでいくとしている。

 ZOZOの代表取締役前澤友作社長はTwitterで「靴の国内市場規模は約1.4兆円で、1人あたりの年間靴消費量は約5足とも言われています。例えば、その5足のうち1足でもZOZOTOWNで買っていただければその規模は約2800億円。現在のZOZOTOWNの靴の取扱高は約360億円。ZOZOMATをきっかけに、誰でも靴がECで買える時代にしていきます!」と意気込んでいる。

■関連サイト

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン