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ファーウェイ、カメラの常識を書き換える「HUAWEI P30」シリーズをアピール

2019年05月21日 19時00分更新

文● スピーディー末岡/ASCII編集部

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4眼も3眼も驚異のカメラ!
HUAWEI P30シリーズを改めて発表

 ファーウェイ・ジャパンは21日、最新のPシリーズである「HUAWEI P30 Pro/P30/P30 lite」を国内で発表した。グローバルでは3月下旬にフランス・パリで発表会を行なっていたが(「HUAWEI P30」発表会では50倍デジタルズームに皆が驚いた)、日本国内ではキャリアの発表が一通り終わってからとなった。

ファーウェイデバイス 日本・韓国リージョン プレジデント 呉波氏

 発表会冒頭、挨拶に登壇したファーウェイ国内端末部門トップ、ファーウェイデバイス 日本・韓国リージョン プレジデントの呉波氏は、アメリカからの制裁を踏まえ「これが再出発の機会になる」と語った。その後、同社のスマホが2019年の第1四半期出荷台数で5900万台だったこと、同じく第1四半期のスマホシェアは19%で2位だったこと、日本ではもっとも売れたAndroidスマホがHUAWEI P20 liteだったなど、同社の好調をアピールした。なお、日本のSIMフリースマホ市場と、Androidタブレット市場ではファーウェイが2~3年連続でトップを取っている。

日本でも好調だとアピールした

 呉波氏が登壇したあとは製品プレゼンターにバトンタッチ。HUAWEI P30シリーズを紹介した。HUAWEI P30 ProとHUAWEI P30はスーパーカメラフォンと謳われるほどのカメラ性能を誇り、プレゼンテーションではとにかくカメラ機能にフォーカスいていた。

 HUAWEI P30 ProはLeicaによるの4眼レンズを搭載し、ToFレンズ(Time Of Flight)は光を利用して三次元情報を計測し、よりハッキリとした背景ボケを実現する。たとえばこれまではボケ味が曖昧だった髪の毛なども、背景との境界ががハッキリと分かれた写真が撮れるようになった。ドコモから、今夏発売することが決定している。

 今回初出しになったHUAWEI P30はSIMフリーでの最上位機種。スペックは6.1型有機ELディスプレー(19.5:9、1080×2340ドット、水滴型ノッチ)、SoCがHUAWEI Kirin 980、メモリー6GB、内蔵ストレージ128GB、外部ストレージはNMカードに対応する。サイズは約71.36×149.1×7.57mm、重さは約165g。バッテリー容量は3650mAhで、SIMフリースマホの強みであるDSDVに対応する(ドコモ版HUAWEI P30 ProはシングルSIM)。

アウト側はLeica監修のトリプルカメラ

その場で夜景撮影をデモンストレーション

 カメラ以外でのスペックを見ると、HUAWEI P30 Proとの差はあまりない(防水やFeliCaには非対応だが)。HUAWEI P30のほうが軽量コンパクトなので、こちらのほうが好みという人もいるかもしれない。

 そしてHUAWEI P30 Proとの大きな違いはカメラが3眼ということ。とはいっても、コンデジ以上のサイズを誇る1/1.7型の4000万画素センサー、超広角1600万画素、光学3倍ズームの800万画素の組み合わせ。50倍は無理だが、30倍望遠まで対応している。そのほか、イヤホンジャックあり、ディスプレーがフラット(両サイドが湾曲していない)といった特徴がある。発売日は24日で、価格は税抜7万7880円。

 そして最後に紹介されたHUAWEI P30 liteは、auの「HUAWEI P30 lite Premium」ではなく、UQ mobileやY!mobileからも発売されるSIMフリー版。発売は24日で価格は税抜3万2880円という安価ながら、2400万画素、800万画素、200万画素のトリプルカメラを搭載し、ディスプレーが6.15型(1080×2312ドット)、SoCがHUAWEI Kirin 710、メモリー4GB、内蔵ストレージ64GBとミドルハイクラス。そのほか、外部ストレージはmicroSD(最大512GB)、イヤホンジャックあり、バッテリー容量3340mAhなど。

 イベントの最後では販売済みの端末については、セキュリティアップデートやサポートを続けていくと明言し、「今はまだ言えることはないが、今後ふさわしいタイミングが来たら発表する。今から2ヵ月くらいを見ている。その際は私からみなさん(メディア)のところに出向いてお伝えしたい」と締めた。


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