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経営幹部層限定、8日間で第一線の講師陣から金融政策、経営革新、統計学、ファイナンスなどを学ぶ

DELLと関西学院がミニMBAコースを大阪で中小・中堅企業向けに開講

2019年04月22日 11時00分更新

文● デル 上席執行役員 広域営業統括本部長 清水 博

提供: デル

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 関西学院大学とデルは連携して、大阪で中小・中堅企業(従業員100~999名規模)を対象にしたミニMBAコースである「DELL × 関西学院 MBAエッセンシャルズ」を開講する。その全貌が明らかになった。

関西学院大学 専門職大学院 経営戦略研究科長・教授 佐竹 隆幸 氏

8日間で完結、大阪発の産学連携ミニMBAコースを開講

 関西学院大学 専門職大学院 経営戦略研究科は、経営戦略専攻のMBA教育を行うビジネススクール、会計専門職専攻の公認会計士等の職業会計人を養成するアカウンティングスクール、先端マネジメント専攻の博士課程後期課程を擁し、多くのビジネスリーダーを輩出している。MBA教育である企業経営戦略コースは、夜間と週末(土曜・日曜日)提供される社会人向けのプログラムで最短一年半での修了も可能だ。

 「DELL × 関西学院 MBAエッセンシャルズ」は、その要素を大胆にも8日間のコースに集約し、中小・中堅企業にとって話題性が高く重要なテーマを、MBA教育の中核科目である金融政策、経営革新、統計学、ファイナンスなどで学ぶことができる。すべてが「理論と実践」を共通のテーマとして、アカデミックな教養と実現可能な施策をカバーする。8日間で完結するプログラムではあるが、関西学院大学の第一線の講師に触れることにより、経営戦略研究科の各コースへの進学を検討できるイントロダクションとしての性格も持つ。

大阪・関西の中小・中堅企業のプラットフォームとして

 今、大阪を取り巻く状況はにわかに騒がしくなってきている。2018年は、大阪府北部地震での脆弱性の露呈や、万博である国際博覧会が大阪で開催されることが決定したことなどもあり、今後の大阪を考える機会になっている。

 しかも、大阪府の国内総生産(GDP)の都道府県版「県内総生産」が愛知県を下回った。 統計を取り始めた1950年度以降、大阪は東京に次ぐ2位の座を守ってきたが、初めてその地位を愛知県に譲った形になった。大企業が中心の愛知県と、中小企業が多い大阪の違いが出ているとの指摘もあり、中小・中堅企業への期待がさらに大きくなっている。

 このコースの参加者対象は、中小・中堅企業(従業員100名から1000名未満の企業)の経営幹部層に絞っており、授業の講義に加えて参加者が情報交換できるプラットフォームの形成を目指している。今後の大阪・関西での中小・中堅企業のあり方から企業戦略などを自由闊達に討議できるようなコミュニティ活動への発展も狙っている。また、2018年9月にデル 広域営業統括本部は、大阪に進出しデルで初めてインサイドセールス部隊を大阪に配置しており、コース運営やプラットフォームに貢献していく意向を示している。

中堅企業の「事業承継」を加速させるコースとしての一面

 経済産業省の発表によると、今後数年間で30万以上の経営者が70歳になるが、6割が後継者未定であるとされている。経営者の高齢化が進むと、企業の業績が停滞する可能性も高くなる可能性がある。デルの中堅企業調査では、社長の年齢が一番高いのが大阪府だという。一概に、社長としての資質に年齢は問題にはならないが、後継者が見つからず、結果的に高齢まで社長を続けていることへは早期な対策が必要である。

 このコースは、それぞれの講義が「事業承継」の共通のテーマが底流にある。事業承継は、後継者が継ぎたくなるようなビジネスへ整備することであり、資金繰・採算管理などのファイアンス、事業モデルやイノベーションが必要であり、ビジネスモデルの転換などの経営改善の取り組みの知識と実行案の提供を目指している。

中堅企業のデジタル・トランスフォーメーションを加速する

 デジタル変革は、大手企業やテクノロジー企業に限ったものではない。中小・中堅企業でもデジタル化により企業競争力を高めている会社もある。しかし、どこから着手していいかなど進め方に苦慮するケースも少なくない。

 このコースでは、デルの中堅企業の顧客でデジタル変革した事例を毎回紹介して、自社で活用検討できるヒントの提供を行う。IT機器やソリューションによるデジタル変革の内容に加えて、その下支えとしてのアナログ的な経営体質を強化している背景なども説明する。

キーパーソン2名がこのプログラムを監修・主催する

 2019年4月1日より佐竹隆幸教授が関西学院大学経営戦略研究科長に就任し、経営戦略研究科の施策がさらに加速していくものと思われる。佐竹教授は、テレビ、ラジオのコメンテイターとしてもお馴染みであり、その斬新で核心をついた発言には定評がある。

 佐竹教授は、中小・中堅企業研究の第一線の大学教授として著名で、民間企業の社外取締役や数多くの関西地域の自治体などの行政・経済団体等の役職を務めており、実務の世界でも豊富な実績がある。また多数の著書も刊行しており、全国各地でセミナーを実施するなか、多くの地域で中小・中堅企業の経営者により佐竹教授を囲む会合が開催されている。企業経営者と多くの会話を繰り返しているので、企業の実態や実行すべき本質的な戦略などを体感している。

 一方、デル 上席執行役員 広域営業統括本部の清水は、デルにおける中小・中堅企業向けビジネスの責任者であり、さまざまな施策を繰り出しビジネスを拡大させている。特に、IT人材不足には着目しており警鐘を鳴らしている。著書に「ひとり情シス」(東洋経済新報社)があり、Amazon.co.jpの「IT・情報社会」カテゴリーでベストセラーにもなっている。リカレント教育に積極的に取り組み、大阪では近畿大学とCIO養成講座を主宰するなど、中小・中堅企業のデジタル変革を支援し、経営力の強化を支援している。

 佐竹教授の豊富な経験をベースにコース監修を依頼し、デル 清水のデジタル変革の知見を合わせ、短期間で最大の効果が出るようなMBA教育プログラムの策定に至った。

デル株式会社 上席執行役員 広域営業統括本部長 清水 博

< DELL × 関西学院 MBAエッセンシャルズ日程表 >

※コース詳細は、こちらをご参照下さい。

科目 テーマ・講師
第1回 MBA入門
経営学
「MBAで学ぶとは 日本経済と企業経営」
関西学院大学経営戦略研究科長・教授 佐竹 隆幸 氏
<開講式>

第2回 金融政策 「日本の金融と企業の資金調達」
関西学院大学経済学部 教授 田中 敦 氏

第3回 経営革新 「事業性評価とリーンスタートアップ」
関西学院大学経営戦略研究科 教授 西本 凌 氏

第4回 マネジメント 「MBAで培った理論と実践による経営革新」対談形式
関西学院大学経営戦略研究科修了生
業界をリードする企業経営者(※現在調整中)
関西学院大学経営戦略研究科 前研究科長・教授 佐藤 善信 氏

第5回 イノベーション
経営
「ディスラプティブ・イノベーションの脅威と対抗策」
関西学院大学経営戦略研究科 副研究科長・教授 玉田 俊平太 氏

第6回 統計学
ファイナンス
「知的資産の定量化手法」
関西学院大学 名誉教授/京都情報大学院大学 教授 甲斐 良隆 氏

第7回 経営管理 「決算書の読み方、分析の仕方」
関西学院大学経営戦略研究科 教授 加藤 雄士 氏

第8回 マーケティング 「中小中堅企業の経営戦略とマーケティング」
関西学院大学経営戦略研究科 前研究科長・教授 佐藤 善信 氏
<修了式>

お問い合わせ先:デル事務局
Tel:03-6893-2307(受付時間 平日9:00~18:00、土・日・祝を除く)
dell_event@creativebank.co.jp

(記事制作/提供:デル)

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