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石川温のPCスマホニュース解説 第30回

5Gスマホ普及に懸念も:

高額iPhoneどう売れば キャリア悩む

2019年02月04日 16時00分更新

文● 石川温

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●5Gスマホは高嶺の花に?

 日本で5Gは、今年9月に日本で開催されるラグビーワールドカップのタイミングでプレサービス、来年夏の東京オリンピック・パラリンピックのころに商用サービスが開始される計画だ。

 サムスン電子などが「5Gスマホ」を発売するだろうが、当然これも端末購入補助のない販売方法になるだろう。初期の5Gスマホは本体が大きく、バッテリーも持たず、使い勝手がイマイチになる可能性が高い。実用性が低くても、割引がなく、高い価格で購入せざるをえないだろう。

 完全分離プランによる5Gスマホの影響について、吉澤社長は「初期の値段は高くなるだろうが、努力して安価にすることで普及できるものを作っていきたい。LTEのエリアもカバーするので販売台数も見込めるのではないか。分離プランの導入で5G普及にネガティブにならないようしたい」という。

 完全分離プランの導入により、キャリアとしても、iPhoneや5Gスマホなど主力端末をどのように売っていくか、頭を悩ませているようだ。


筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)など、著書多数。

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