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内部もデザインも美しい「G-Master Spear Z390-Mini II」

GeForce RTX 2070搭載! NZXT PCケース採用小型ゲームPCの実力

2019年01月30日 17時00分更新

文● 宮里圭介 編集● ジサトラカクッチ

提供: サイコム

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2つの最新技術でゲーム画質を大きく向上できる「GeForce RTX 2070」搭載

 3Dゲームに必須ともいえる高い描画性能を実現してくれるのが、「GeForce RTX 2070」。フルHDの高画質設定にしても、多くのゲームを60Hz以上のフレームレートで遊べるだけの性能を備えた高性能グラフィックボードとなる。

試用したPCにはグラフィックボードとして、GeForce RTX 2070を搭載したGIGABYTEの「GV-N2070WF3-8GC」が採用されていた。

「GPU-Z」を使ってグラフィックボードの詳細をチェック。GPUは「TU106」で、Turingアーキテクチャーとなる。

 性能の高さはすでに周知のとおりだが、定番の「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(FF15ベンチ)で改めてスコアをチェックしてみよう。画面設定は「1920×1080」の「フルスクリーン」とし、画質設定は「標準品質」「高品質」の2つで試してみた結果が次の通りだ。

スコアは12087で、評価は「非常に快適」。FF15ベンチは比較的重たい部類に入るが、標準品質なら余裕で動作することがわかる。

高品質となるとスコアが若干落ちるが、それでも9160と高く、評価も「とても快適」。高画質のままでも高いフレームレートが期待できる。

 GeForce RTX 2070が優れているのは、この高い3D性能だけではない。とくに注目されているのが、リアルタイムレイトレーシングを実現する「RTコア」と、AIを強化する「Tensorコア」を搭載している点だろう。

 RTコアを使ったリアルタイムレイトレーシングは、画面内のリアリティを高めてくれる技術。水面や車のボディなどへの映り込みがリアルになるといったメリットがあるもので、ゲーム画面が映画のような自然な映像となる。

 Tensorコアを使ったAI機能が活躍してくれるのは、斜め線のギザギザ(ジャギー)を緩和してくれるアンチエイリアスに「DLSS」(Deep Learning Super-Sampling)が利用できること。DLSSはシーンに合わせた最適なアンチエイリアスを実現できるため、よく使われている「TAA」と比べより軽く、そしてより高画質に描画できるのが魅力だ。

 どちらの機能もゲーム側での対応が必要で、現在はまだタイトルが限られているものの、「Battlefield V」や「Shadow of the Tomb Raider」、「ファイナルファンタジー15」など、少しずつその数を増やしている。現状では必須とまではいえない機能だが、将来性を期待するならGeForce RTX 20シリーズを選んでおいて損はないだろう。

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