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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第595回

フォトジェニックな猫を撮るなら冬しかない!

2019年01月22日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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冬こそが猫を撮るのに最適な季節!

部屋の奥まで陽射しが差し込む冬ならではのハイコントラストであたたかそうなかふか。2019年1月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II

 冬の猫は飼い主の凍てつく心を和ませるのである。猫を飼ってる人はたぶんみんなそう思う。日向に出てきて気持ちよさそうにしてる姿は見てるとゆるやかな気持ちになれるし、夏に膝に乗られると暑苦しいけど冬だとぽかぽかしてありがたいし、ほわほわした冬毛の中に手を突っ込むとぬくい。

 とくに冬は部屋の奥まで日が差し込むので室内日向ポイントがぐっと増えるわけで、猫が長く日向にいられるようにカーテンを全開にしてあげたくなる。そんなわけで今回はうちの飼い猫の話。

 久々に紹介すると、冒頭写真のキジトラがかふか。2008年に保護した猫。具体的にいえば、当時仲良くしてもらってた某公園の猫ボランティアのおばさまに「知り合いが別のとこで子猫を保護して里親を探してるんだけどどう?」といわれ、引き取ったのがはじまり。焦げ茶色の肉球が「深煎りの珈琲豆」っぽかったこともあり、当時我が家ではやってた「さよなら絶望先生」ってマンガの登場人物から名前をもらって「かふか」になった。

 かふかは寒くなると布団に潜り込む。そうすると、猫塚ができあがる。時には前方後円墳のようになって面白い。

我が家の冬の風物詩「猫塚」。毛布が地味な色をしているのでよけい古墳っぽい。この中にはかふかがもぐってるのである。2019年1月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II

 ベッドに猫塚ができると、ああ冬が近いんだなあと思う。窓際には「猫スリバチ」が置いてある。中央がスリバチ状に凹んでいる爪研ぎで、製品名は他にあるのだが、我が家では「猫スリバチ」と呼んでるのである。正式な名前は忘れた。

 ここ、陽射しがあたって暖かいので、ここに昼寝をしにくる。我が家では、「猫はスリバチで丸くなる」のである。

必然的に「ニャンモナイト」あるいは「アンモニャイト」(どっちがポピュラーな呼び方なんだ?)ポーズになるのでそういうときは真上から日の丸構図で撮るべし。2018年12月 アップル iPhone XS

 この猫スリバチはもう1匹の猫「大五郎」もよく使う。

日向の猫スリバチで暖をとる大五郎。大五郎はなかなかきれいな「ニャンモナイト」を作ってくれない。丸くなるのはかふかの方が上手。2018年12月 アップル iPhone XS

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