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Threadripperは水冷が主流だけどちょっと予算が……という方へ

安くて冷えるThreadripper用簡易水冷クーラーを徹底テストで検証

2019年01月26日 11時00分更新

文● 石川ひさよし

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この記事は、AMDのファンサイト「AMD HEROES」に掲載されている記事の転載です。

 AMD Ryzen Threadripperは、TDPが軒並み100Wを超え、これを空冷で冷やすとなると超巨大で高価なものを選ばざるを得ない。そうなると簡易水冷クーラーとの価格差が小さくなり、ほかのプラットフォームよりもより積極的に水冷が選ばれやすい印象がある。なにより簡易水冷では、空冷のようにCPU直上でサイズに制限のあるヒートシンクと異なり、大型のラジエータを外気により近いところに設置できる。冷却液が熱輸送でも優れていることと相まって、空冷を超える冷却効率の高さも魅力となっている。

 とはいえ、Threadripper自体がハイエンドだけあって高価なことは事実。これに簡易水冷を加えると予算はさらに膨らんでしまう。できれば簡易水冷のコストは抑えたい。一方で、Threadripperの熱量をしっかり冷やせるクラスを選ばなければいけない。それに、Threadripperはソケット規格が特殊で製品の選択肢が少なめだ。こうしたユーザーの悩みに答えるべく、今回Threadripper用簡易水冷を3製品テストした。この結果を、お得な製品選びの参考にしていただければ幸いだ。


 先に述べたとおり、Threadripperおよびそのソケット規格である「TR4」は、後発の規格だけに対応する簡易水冷が限られる。まずはソケットTR4対応簡易水冷とはどのようなものかまとめておきたい。

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