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CES 2019レポート 第32回

テレビにiTunes搭載

8Kに5G、ロボットまで盛りだくさんのCESサムスンブース

2019年01月15日 16時20分更新

文● 山本敦 編集●八尋/ASCII

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サムスンも5Gに意欲的
ロボットをテーマにしたコーナーも

2月開催のUnpackedイベントのティザーをCES会場でも披露

 スマートフォンやポータブルオーディオなどの製品は、CESでは既存のラインナップを紹介するまでに止まっていた。ただCES期間中にサムスンが新しいデバイスのUnpackedイベントを開催するという情報が飛び込んできた。会場にもUnpackedイベントの実施を知らせるバナーが置かれ、道行く人々が足を止めて眺めていた。

 モバイルに関連する話題では、2019年から次世代高速通信「5G」の商用化が一部地域よりスタートすることが決まっている。サムスンは5Gネットワークのインフラベンダーでもあり、エンドユーザーが利用する端末のメーカーでもある。5Gのテクノロジーを幅広く扱うトップランナーであることをブースの一角に5G対応の基地局設備やMassive MIMO送受信機などを展示してアピールした。

5Gのテクノロジーに幅広く対応できるサムスンの底力をアピール

 パネルの中央には12月にクアルコムが開催したSnapdragon 855 Mobile Platformの発表会でお披露目された「5Gスマホ」のモックアップも置かれていた。2月末にバルセロナで開催されるMobile World Congressでは5Gスマホのもう一歩踏み込んで進化した姿も見られるのだろうか。期待が膨らんできた。

5Gスマホのプロトタイプもショーケースに入れて展示した

 2019年のCESには出展各社が開発する「ロボット」に関連する製品やソリューションも一堂に集まり、さながらロボットの祭典のようになっていた。サムスンも“Samsung City”と名付けたテーマ展示のコーナーをつくり8Kテレビやスマート家電とともに、ユーザーの暮らしをヘルプする「Samsung Bot」の開発プロジェクトを紹介していた。

Samsung Botの展示も大いに注目を浴びた

 顔を付けたいかにもコンセプトモデルらしい製品から、高齢者の歩行移動をサポートする実用的で完成度が高めなロボットまでが一堂に集まる。底力のあるサムスンのことだから、来年のCES2020には囲われた柵の中ではなく、ラスベガスの街中の至る所で誇らしげにSamsung Botを練り歩かせているかもしれない。新たなことにも積極的に挑戦するぞといわんばかりの、サムスンの強い意気込みが感じられるブースだった。

「顔」のある人型っぽいSamsung Bot

歩行サポート機能に特化した実用性の高いロボットも研究開発が進められている

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