このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

MQAやハイレゾCDにも対応、SP1000Mなど第4世代機

ここまで進化していたハイレゾ機、Astell&Kernの最新機能を探る

2019年01月13日 13時00分更新

文● 小林 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 昨年も数多くのハイレゾプレーヤーが登場した。国内・海外には様々なブランドが存在するが、相変らず人気が高いのが「Astell&Kern」だ。2012年の「AK100」でハイレゾプレーヤーの市場を広げ、2014年の第2世代機「AK240」は、これまでの常識を破る高級機種として以降のブランドの流れを決定づけた。

 2017年夏の「A&ultima SP1000」からは、第4世代機に移行。昨年夏には「A&norma SR15」「A&futura SE100」、秋に入って「A&ultima SP1000M」が登場し、標準クラス機からハイエンド機までのラインアップが出そろった。

Astell&Kernの第4世代機

 限定モデルを除けば、実売10万円前後の「A&norma SR15」から、実売40万円に迫る「A&ultima SP1000」まで合計4機種を数える。進化の余地はあるのかもしれないが、ある種シリーズの“集大成的”な意味合いを持つラインアップ構成だ。

 音質差はあり、価格のレンジも広いが、重要なのは第4世代機であれば、おおむね使い勝手や機能が共通化されている点だ。各機種とも音質面での評価が高く、機能に関しては「これ以上求めるものはない」と思えるもの。最強と言ってもいいほどだ。

第4世代Astell&Kernの主な仕様
機種名 A&ultima
SP1000
A&ultima
SP1000M
A&futura
SE100
A&norma
SR15
筐体 ステンレス
/カッパー
アルミ アルミ アルミ
画面 5インチ 4.1インチ 5インチ 3.3インチ
ストレージ 256GB 128GB 128GB 64GB
DAC AK4497EQ
(デュアル)
ES9038PRO
(8ch DAC)
CS43198
(デュアル)
DSD(最大) 11.2MHz
(ネイティブ再生)
11.2Hz
(PCM変換)※1
PCM(最大) 384kHz/32bit※2 192kHz/24bit※2
USB USB Type-C USB Type-C USB Type-C Micro-USB
連続再生※3 約12時間 約10時間 約11時間 約10時間
重量 約387g
/約388g
約203g 約241g 約154g

※1 2.8MHzまではネイティブ再生。
※2 各機種ともダウンコンバートであれば、768kHz/32bitまで再生できる。
※3 FLAC形式、44.1kHz/16bitの場合。

 同ブランドでは、入門機的位置づけの「AK70 MKII」も人気だが、A&○○のセグメント名が付く第4世代機は、機能やUIの一貫性を保ちつつも、異なるDACチップを利用することで音質面のバリエーションを付けている。また、画面サイズの違いによって携帯性も差別化しており、単純な上位機種、下位機種とみるよりも、自分のスタイルや基準に合わせて機種を選べると言えるだろう。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中