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CES 2019レポート 第11回

ソニーが8Kブラビアや新しい音楽体験「360 Reality Audio」をCESで発表

2019年01月09日 09時00分更新

文● 山本敦 ●編集 ASCII編集部

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ソニーから8K対応のブラビアが登場!
日本への投入が待たれる

 アメリカ・ラスベガスで開催中の「CES 2019」。その開幕前日7日(現地時間)にソニーがブースでプレスカンファレンスを開き、今年出展する新しい製品とサービスを公開した。ブラビア初の8Kテレビと、新しい4K対応の有機ELブラビアなどが見どころだ。

 2019年のソニーブースはコンシューマー向け新製品の展示が例年よりもやや少ない。代わりに音楽に映画、テレビ番組やゲームなどコンテンツの作り手であるクリエーターの制作現場で活躍するプロフェッショナル向けCineAltaカメラ「VENICE(ベニス)」やミラーレスカメラ「α」の展示などを前面に出して、クリエーターとユーザーをつなぐソニーの「クリエイティブエンタテインメントカンパニー」としての姿勢をより強くアピールしている。

 プレスカンファレンスに登壇したソニーの吉田憲一郎社長もスピーチの中で「ソニーはテクノロジーを通じてクリエーターの創造性を刺激して、クリエーターがコンテンツに込めた思いをありのままユーザーに伝えられるハードウェアを提供していきたい」と語り、2019年も「人に近づきながら、感動を届ける」というコーポレートポリシーを継続していく考えを打ち出した。

CESのプレスカンファレンスの壇上に立ったソニーの吉田憲一郎社長

ソニー独自の技術によってクリエーターとユーザーの双方により近づきながら、感動を届ける戦略をあらためて表明した

 さて、ソニーが発表した新製品の目玉は、テレビのブラビアだ。ラインナップのトップレンジである「MASTERシリーズ」に、北米モデルとして8K高画質の液晶テレビ「Z9G」シリーズの98型/85型と、4K対応の有機ELテレビ「A9G」シリーズの77型/65型/55型が加わる。

 A9Gの発売時期が「春以降」とされていたこと以外、Z9Gの発売時期、ならびに両シリーズの販売価格は「未定」とされていた。日本での導入予定についてもCESの時点で明らかにされている情報はないが、昨年12月1日に新4K/8K衛星放送がスタートしているので、どちらの製品も日本で発売される可能性は高いとみていいだろう。ただし、チューナー内蔵の有無など、日本向け仕様の内容についてもCESでは案内がなかった。

4K対応の有機ELブラビア、MASTERシリーズ「A9G」

 8KテレビのZ9Gシリーズは、現行のフラグシップモデルであるZ9FとA9Fにも搭載されている高画質プロセッサ「X1 Ultimate」を搭載。8Kテレビに最適化した画づくりを行なったほか、液晶パネルの背面に高密度に敷き詰めたすべてのLEDモジュールを独立駆動させて、高いコントラスト感を引き出す「バックライト マスタードライブ」の技術を、8Kテレビに最適化して搭載する。HDRの技術はHDR10とHLG、Dolby Visionをサポートした。

8K対応の液晶ブラビア、MASTERシリーズ「Z9G」

 大きな画面の上下フレームに2基ずつのスピーカーユニットを埋め込んで、合計4つのスピーカーで定位の鮮やかなサウンドを再現するシステム「Acoustic Multi-Audio」をブラビアの液晶テレビとして初搭載。ガラスパネルを振動させて音を鳴らす、4K有機ELブラビアの「Aシリーズ」が搭載する音響技術「アコースティック サーフェス」に迫る“映像と音の一体感”が味わえるという。テレビ単体でDolby Atmosの立体的な音場再現も可能にした。

 4K有機ELブラビアのA9Gも高画質プロセッサ「X1 Ultimate」を搭載。自然な色再現を引き出す「ピクセル コントラスト ブースター」もA9Fと同様に搭載する。HDRの技術はHDR10とHLG、Dolby Visionに対応。

 卓上カレンダーのような「A9F」シリーズのデザインを変更して、テーブルトップスタンドに対して垂直に立てて設置する「A8F」シリーズに近づけた。壁掛け設置がしやすいように本体をスリム化したことに伴い、サウンドシステムは「Acoustic Surface Audio+」としてアップデートしている。本機も単体でDolby Atmosをサポートする。

 Netflixとの共同開発による「Netflix画質モード」、ならびにIMAXデジタルシアターのクオリティを家庭で再現するために、IMAXとDTSが共同開発した「IMAX Enhanced」にも対応。コンテンツクリエーターの意図した画質を忠実再現できるテレビとした。

 スマートOSのプラットフォームはAndroid TV。AIアシスタントとしてGoogleアシスタントを内蔵して、ブラビアに向かって話しかけるとテレビの電源のオン・オフやチャンネルが切り替えられる。Amazon Echoシリーズとの連携による音声コントロールにもスキルを追加することによって対応する。

 またアップルのAirPlay 2、HomeKitにもブラビアとして初めての対応を予定する。iPhoneやiPadに保存した動画・音声コンテンツをブラビアにAirPlay 2でミラーリングしながら視聴したり、Siriによる音声コントロールも可能になる。

 HDMIはファームウェアをアップデートした後に最新規格のHDMI 2.1に対応。Z9Gは8K対応のチューナーやソース機器をHDMIケーブル1本で接続できるようになる。従来のARCを拡張して、Dolby AtmosやDTS:Xなどオブジェクトベースのサラウンドなどハイビットレンジのオーディオデータを非圧縮で送れるeARCをサポート。4KのHFR(High Frame Rate)映像も対応する。

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