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CES 2019レポート 第6回

HTC VIVE 新VRヘッドセット「VIVE Pro Eye」など、CES 2019で発表

2019年01月08日 15時45分更新

文● ラモス/ASCII

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 HTCは1月8日、米国ラスベガスで開催中のCES 2019において、VR体験を刷新するとうたう新しいハードウェアとサービスを発表した。

VIVE Pro Eye

 アイトラッキングを標準搭載した新しいヘッドセット「VIVE Pro Eye」は注視するだけで選べるメニューや、コントローラー不要の操作性をユーザーに提供。ビジネスユーザーやコンテンツ開発者には、研修環境で多くのデータ収集、PCやVR環境のパフォーマンス最適化、プロダクトデザインやリサーチグループで精緻なフィードバックなどを提供する。

 CES 2019の会場ではメジャリーグベースボール(MLB)によるVIVE Pro Eyeのアイトラッキングデモを展示。アイトラッキングは「MLB ホームランダービー VR」というゲーム体験に組み込まれ、既存のコントローラーなしでメニューの選択ができる。

 日本市場ではバーチャルキャストのVirtualCast Enterprise版がすでにVIVE Pro Eyeに対応しており、本製品を装着したユーザーの視線やまばたきがVRM対応アバターと自動リンクすることで、自然なアバター表現が可能になる。なお、本機能は今後、一般配布をするVirtualCast Consumer版にも適用予定とのこと。

参考静止画

参考静止画

 VRアプリストア「VIVEPORT」で、無制限のサブスクリプションプラン「Viveport Infinity」も発表。2019年4月5日のVIVE Dayから、Viveport Infinityのライブラリで500以上のタイトルを無制限でダウンロードできる。このモデルではユーザーが数10万円分のコンテンツを購入せずに、ヒットタイトルからインディータイトルまで、さまざまな新しい体験を発見する機会を提供するという。Viveport Infinityは新旧のVIVEデバイスだけではなく、Oculus RiftやVIVE Waveに参加する他社デバイスからもアクセス可能とのこと。

Viveport Infinity

 また、アクセスのしやすさ、使いやすさを追求した最新のVRヘッドセット「VIVE COSMOS」向けの開発者キットも公表。VIVE COSMOSは快適な装着感、簡単なセットアップと使用方法で、いつでもVRにアクセス可能。部のベースステーションが不要なので、家と外出先の両方で使用できる柔軟性があり、ゲーミングPC以外からも接続できる。

 VIVE COSMOSは新しいVR体験「Vive Reality System」を使用する最初のVIVEになる予定としており、開発者キットは2019年の早い時期に提供するとのこと。詳細や価格などは2019年後半に公表予定だという。

VIVE COSMOS

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