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年末年始に海外旅行するなら覚えておきたいローミングサービス

2018年12月30日 12時00分更新

文● 中山 智 編集● ASCII編集部

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家族やグループなら
レンタルのWi-Fiルーターもアリ

 海外旅行での通信手段として浸透しているのが、現地で使用できるWi-Fiルーターのレンタルです。ただし、ドコモとauが割安の海外データ通信ローミングのサービスを提供しはじめたため、コストとしては割高になるケースもあります。

空港でWi-Fiルーターのレンタルが定番ではあるが、国内キャリアのローミングのほうが割安なケースも

 たとえばイモトのWi-Fiでおなじみの XCom Globalの場合、アメリカのプランは4Gが1580円/日で3Gが980円/日となっています。早割を使うと4Gが1260円から、3Gが780円からと安くはなるものの、ドコモとauが4Gでのローミングを980円/日で使えることを考えると割高。さらに基本的には出発空港から帰着空港までのレンタルなので、飛行機搭乗中もレンタル料金に加算されるところも、トータルの料金で差がついてしまうポイントです。

アメリカの場合、4Gでのプランはドコモやauのローミングサービスよりも高くなる

 ではレンタルのWi-Fiルーターがまったく無駄かというと、そうではありません。前述のようにソフトバンクとY!mobile、そして格安SIMの多くはドコモやauのような海外データ通信ローミングサービスがないので、レンタルのWi-Fiルーターのほうがおトクです。

 また、家族旅行やグループ旅行の際に共用して使えば、各自がローミング料金を払う必要がなく、割り勘でおトクになります。ドコモやauでもテザリングをすれば共用できますが、契約しているデータ通信の容量を消費するので複数人で接続すると使いすぎてしまうことも。

 ちなみにレンタルのWi-Fiルーターも最近は500MB/日など通信料が制限されているケースがほとんど。これを越えてしまうと低速になったり通信できなくなったりするので要注意です。スマートフォンの場合、Wi-Fiに接続するとアプリを自動で更新したり、写真や動画を自動でバックアップする設定になっているケースが多いため、そのまま接続するとうっかり使い切ってしまうこともありあます。利用する前にスマートフォンの設定を確認しておきましょう。

OSの設定で、アプリの自動更新はオフにしておく

Googleフォトなど写真や動画をバックアップするアプリも機能をオフにしておこう

【次回予告】現地SIMやeSIMの紹介も!

 次回は現地プリペイドSIMやeSIMなど、SIMフリースマホユーザー向けの海外モバイル通信方法を解説します。

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