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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第24回

来年「綱渡り」になりそうなiPhone:

アップルiPhoneビジネス転換のとき

2018年12月25日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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 iPhone減産報道などでアップルのスマートフォンビジネスへの懸念が報じられていますが、アップルで製品マーケティングを担当するGreg Joswiak氏はCNETへのインタビューに応じ、「iPhone XRが発売以来トップセールス」であることを明かしました

 昨年の「iPhone X不振」も、サプライチェーンなどからの情報によって作られてきましたが、ふたを開けてみれば売上高が20%を超える成長を遂げ、良い方に裏切られた形となりました。

 今回の場合、10〜12月期の成長の減速をアップル自身が予測しており、「今度こそiPhone不振」という報道に流れていますが、Joswiak氏はそうした流れを否定した形となりました。

 雰囲気としてはリスクから身を守ろうという意識に傾きつつある印象です。下落トレンドのきっかけとして、少なからずアップルの弱気の売上高予想も関係していますが、それ以上に米中貿易戦争の問題や利回り平準化などの様々な要因が関係しています。特に貿易戦争については、アップルがもっとも注視している内容でしょう。

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