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Webベースの業務アプリにスキャン機能を簡単追加、「fi series Web API」

PFU、SDK強化でWebアプリからの業務用スキャナー操作を可能に

2018年12月18日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 PFUは2018年12月13日、業務用イメージスキャナー「fiシリーズ」をWebアプリケーションから活用する「fi series Web API」をパートナー向けに提供開始した。「Fujitsu Scanner Control SDK」に追加されるコンポーネントを使って、WebアプリケーションのJavaScriptでfiシリーズの各種スキャン機能を操作/利用できる。

Fujitsu Scanner Control SDK/Web API実行環境構成図

 今回のWeb APIは、Windows向けのソフトウェア開発キット(Fujitsu Scanner Control SDK)の追加コンポーネントとして提供されるもの。JavaScriptでWebアプリケーションにスキャン機能を追加することができ、ブラウザの種類には依存しない。ActiveXコントロールを開発する場合と比較して、開発量はおよそ2分の1で済むとしている。

 利用できる機能は、fiシリーズスキャナーのドライバ「PaperStream IP(TWAIN)」が持つスキャン機能、画像処理機能、およびバーコード認識機能。これにより、業務アプリケーションの開発においてシームレスなスキャン機能を追加することができる。たとえば、Webベースの経費精算システムに、このWeb APIを使って「スキャンボタン」を追加することで、領収書のスキャン処理や申請データとのひも付けを行うシステムを簡単に構築できる。

Webアプリ単体でスキャン処理とデータ送信/保存処理が行えるようになり、開発効率も向上する

 Web APIの提供価格は無償(サポートは有償)。fiシリーズスキャナーとFujitsu Scanner Control SDKを使用してアプリケーション開発を行っているパートナー、インテグレーターに提供する。

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