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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第589回

シグマの新型レンズ「56mm F1.4 DC DN」は猫撮り必携レンズ!

2018年12月08日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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近くでもピントが合いやすいので
使い勝手のいいレンズ

 良い猫でした。また近くへ来ることがあったら探してみよう。この猫にかまけてばかりもいられないので、ぶらぶらと猫散歩の続き。次に出会ったのは駐車場猫。ちょっと離れた猫を撮るのに良さげ、と思って買ったレンズなのだが、手の届く位置にいる猫や近づいてくる猫も問題なく撮れたってのは収穫。

けっこう近くてもピントが合うのでこういうときに便利。突然歩いてきた猫。2018年11月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II

 この駐車場、塀の上に有刺鉄線が張られてて、猫がときどき歩いてるのだ。写真だと猫に食い込んでるようだけど、実は鉄線がたわんで少し奥に引っ込んでるので猫は無事。たわんでなくても平気であるきそうではあるけど、有刺鉄線とのバランスがカップリングがちょっと面白い。

ハチワレとコンクリート塀と有刺鉄線。猫が鉄線をまたいでるようにみえるけど、そんなことはありませんでした。2018年11月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II

 最後は公園猫。晴れた冬の午後はお昼寝タイムで、みな隅っこの枯れ葉の上で丸くなってたのだが、1匹だけ身体を起こしてこちらをじろりと観たのでその瞬間をすかさず。

前後にボケのあるほわっとした写真を。このちょっとやさぐれた感じの目付きがよいですな。グレーしましまのハチワレといったところか。

 よい目付きのグレーのハチワレでありました。

 まあこんな感じで、新しく買ったレンズが楽しくて猫をあれこれ撮って回ったわけだけど、このレンズ、楽しいわ。

 もっと高性能で高価で大きいレンズももちろんあるけれども、手頃な価格で気軽に持ち出せて猫をカッコよく撮れるレンズとなるとなかなかない。猫撮りが好きなマイクロフォーサーズユーザーはぜひ手に取ってみるべし。

■Amazon.co.jpで購入


筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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