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グーグルX発のウィング、ドローン宅配をフィンランドで展開へ

Charlotte Jee

2018年12月06日 12時26分更新

記事提供:MIT Technology Review

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アルファベット(グーグル)から独立したウィング(Wing)は、来春をめどに、フィンランドの首都ヘルシンキでドローン宅配を開始する予定だ(同社の発表)。ウィングにとっては欧州で初の運用となる。

ドローンが運べるのは、最長で往復32キロメートル(20マイル)、最大1.5キログラム(3.3ポンド)の貨物まで。ごく小さな規模での試験的運用となる見込みだ。ドローンは二酸化炭素排出量を従来の配送方法の22分の1に抑えられる、環境にやさしい輸送手段の選択肢だというのが同社の謳い文句だ。ウィングは、グーグルの次世代技術開発を担うプロジェクトである「X」ムーンショット・ファクトリーでの6年間にわたる開発を経て、7月に分離独立した。

ウィングはまた、フィンランドの潜在的なユーザーに対し、薬や食料品、ランチなど何を配達してほしいかを調査中だ。フィンランドの興味深い天候を良いテスト場と見なしており、「当社のドローンがここで配達できれば、どこででも配達できるはずです」と述べている。同社は過去18カ月間、オーストラリアの南東部でドローン宅配を試行しており、課題は減少しつつある。

ドローン宅配は、技術者たちが当初考えていたよりも、はるかに困難であることが判明しつつある。アマゾンのジェフ・ベソスCEO(最高経営責任者)は2013年12月に、今後5年以内のドローン宅配の運用開始を約束したが、その期限には間に合わなさそうだ

しかしながら、ドローンは(残念ながら)他の用途では、すでに実用化されている。英国では送電網の高所点検に使用されており、ミネソタ州の運輸局では橋梁の点検に使うことが決まっている。ドローン技術はまた、建設現場や緊急サービス、映像や写真撮影の現場でもますます使われるようになっている。

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