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米カリフォルニア州の大規模山火事、NASA衛星写真が救助で活躍

Charlotte Jee

2018年11月14日 11時47分更新

記事提供:MIT Technology Review

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米国航空宇宙局(NASA)のチームは、現在カリフォルニア州で起きている州史上最悪の山火事「ウールジー(Woolsey)」と 「キャンプ・ファイア(Camp Fire)」による被害がもっとも大きいエリアを映した衛星データを使い、複数の地図を作成した。

カリフォルニア北部で現在発生しているキャンプ・ファイアは死者42人、行方不明者228人。1933年にグリフィス・パークで起きた火事の犠牲者数を超えており、パラダイス町をほぼ焼き尽くしてしまった。カリフォルニア南部で発生したウールジーでは、これまでに2人が死亡し、多数のビーチ・リゾートが焼失した。現在もカリフォルニア州の住民30万人以上が、自宅からの避難を余儀なくされている。

NASAのARIA(Advanced Rapid Imaging and Analysis:最先端高速画像化分析)チームは、今回の山火事でもっとも大きな被害を受ける可能性が高いエリアを示す地図を作成した。地図の作成にあたり、同チームは、欧州宇宙機関(ESA)のコペルニクス計画で開発された、軌道高度693キロメートルの衛星センチネル-1(Sentinel-1)が撮影した合成開口レーダー画像を使用した。

上の地図は、カリフォルニア南部のウールジーの11月11日現在のエリア(約80×40キロメートル)を示している。黄色から赤色への変化は、地表損害の程度を示している。この地図は、火災の第一対応者がもっとも救助を必要とする地域を特定し、リソースの割り当てに優先順位をつけるのに役立つ。このような用途で NASAの衛星データが使用されたのは初めてではないが、今回はこれまででもっとも緊急性が高い事案かもしれない。

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