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T教授の「戦略的衝動買い」 第507回

世界最小の4G防水スマホ「Atom」を衝動買い

2018年11月14日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授、編集●南田/ASCII編集部

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右側面のPTTボタンは
好きなアプリを割り当てられる

 小さく軽いAtomは“ウォーキートーキー(双方向無線)”機能である「PTT」(Push To Talk)という機能を実現する専用アプリ(zello)をプリインストールしている。そして、そのアプリを使って双方向無線のように仲間と話す際に押す、赤い色をした専用ボタンが側面に設けられている。

正面液晶から見て右側面にある赤い「PTT」ボタン。Push To Talkアプリ用の専用ボタンだが、設定の中でPTTボタンを自分の好きなアプリの起動ボタンに割り当てることができる。筆者は、歩きながらでも使いたい「音声レコーダー」の起動ボタンとして重宝している

 アプリを使って仲間と話す時は、トランシーバーのように赤いPTTボタンを押し続けて「ラジャー」とやるわけだ。

 共通機能による安定度の高い標準化がウリのAndroidスマートフォンの世界で、アプリの使い勝手向上のためとはいえ特別なハードウェアボタンを付加することは、なかなか思い切りや覚悟が必要な世界でもある。

 似たようなボタンが付いた韓国の某メーカーのメジャーなスマホが存在するが、自社のマーケティング戦略に沿った「戦略的自社アプリにしか使わせない」という頑ななスタンスが筆者的には超お邪魔な存在だったので、これを機にメインのスマホを他社製品に替えてしまった。

 さすがにクラウドファンディングでスタートを切ったUnihertz社は、そのあたりは極めて柔軟で、トランシーバーアプリ向けのボタンを他のアプリで便利に使用できるような「ショートカットキーの割り当て設定」をスマートアシストの中に別途設けてくれている。

 なので、筆者は、PTTボタンに「音声レコーダー」の起動を割り当てて便利に活用している。もちろん、それ以外のユニークなアプリの起動ボタンとしてユーザーは自由にPTTボタンを自分自身の生産性向上のために使うことができる。

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