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山谷剛史の「アジアIT小話」 第159回

中国で案外認知度アップ中のVR 体感ゲームが好きな中国人に受け入れられる

2018年11月08日 12時00分更新

文● 山谷剛史

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Virtuix Omni&HTC Viveで
三国志の戦場を駆け抜けられるコンテンツも

 筆者がそこで見た中国産のゲームを紹介しよう。

 人気作は、戦場を舞台に最大5人で対戦をする「全民槍戦VR」だ。ハイエンドPCと歩行型VRデバイス「Virtuix Omni」、「HTC Vive」が5台ずつ用意され、利用者がそれぞれ仮想戦場空間の中で自ら歩き、走り、射撃するというぜいたくなつくりになっている。筆者がプレイしたときは、戦場に次々に現れるNPCを撃っていき、誰が一番多く倒したかを競うという内容だったが、ほかにもゲームモードがあるかもしれない。

「全民槍戦VR」では最大5人のプレイヤーが同時に戦場で戦うことができる

 三国志の武将となり、馬に乗って戦場を駆け抜ける「虎豹騎VR」というタイトルもある。馬の形をした椅子にまたがりHTC Viveを装着してゲームを開始すると、360度戦場を見渡せる中で、馬が敵の中を駆け抜けていく。コントローラーを握り、振ればゲーム空間の主人公が剣を振り、同様に弓をひくポーズをすればキャラクターも弓を射って迫りくる敵や弓を倒していく。全民槍戦VRと虎豹騎VRは中国向けにアーケードゲームをリリースしている世宇科技(http://www.zs-shiyu.com/)というメーカーによるものだ。

こちらは「虎豹騎VR」。三国志の武将になりきれる

 またイス型の専用筐体に座り、VRで映像を見るだけの設備もある。これは中国・上海楽相科技製「大朋VR」(http://www.dpvr.cn/)というヘッドセットを着用するもの。絶叫系などさまざまなコンテンツが用意されている。

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