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業界人の《ことば》から 第318回

世界No.1サーバーのレノボ 国内でいよいよシェア拡大か

2018年11月08日 11時00分更新

文● 大河原克行

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信頼性は5年連続1位

 バフォーマンスの高さは、スーパーコンピューティングの世界でも証明されている。

 レノボがIBMからx86サーバーを買収した時点の2014年11月には、首位との差は大きく開いていたが、2018年6月には首位に立ち、「スーパーコンピューティングの世界で、ナンバーワンを獲得したのは予定よりも2年早い」と振り返る。

 しかも、トップ500のスーパーコンピュータのうち、約4分の1にあたる117システムがレノボの製品を利用。「スーパーコンピューターのプロバイダーとして最大手である」と胸を張る。

 信頼性に優れている点も強調してみせた。

 「20ヵ国、750人以上の企業IT幹部やIT担当者を調査したところ、年間でダウンタイムが一番低いのがレノボである。計画外ダウンタイムは4時間未満であり、すべてのメインストリームサーバーハードウェアプラットフォームのなかで、最高レベルの99.999%の信頼性を達成し、サーバーの信頼性では5年連続で1位を獲得している。信頼性でもナンバーワンである」とする。

 さらに、調査会社のTBRの調べによると、2015年1月以降、9期連続で顧客満足度ナンバーワンの地位を獲得していることも示してみせた。

 バティア社長によると、レノボ・エンタープライズ・ソリューションズの社員ボーナスは、40%が顧客満足度で評価される仕組みになっているという。つまり、社員にとっても顧客満足度の評価は重要な指標になっているというわけだ。

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