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ミッションは「地球を救うためのクリエイティブな動画」

「Google ウェブレンジャープログラム」中高生が考えるインターネットの安心・安全

2018年10月30日 08時00分更新

文● 飯島恵里子/ASCII.jp

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参加者全員でウェブレンジャーのポーズ!

 グーグルは10月28日、全国の中学生、高校生、高等専門学校生を対象とした「ウェブレンジャープログラム」の表彰式を開催した。2018年のグランプリ賞は、京都府の洛陽総合高等学校「サイバースルゥース」チームが制作した「高校生探偵川口の事件録-ネットいじめ編-」が受賞した。

 
YouTube クリエイターのフィッシャーズ(左)が授賞式にかけつけ、洛陽総合高等学校「サイバースルゥース」チーム(右)にグランプリ賞を手渡した

ミッションは「地球を救うためのクリエイティブな動画」

 ウェブレンジャープログラムは、2012年にイスラエルでスタートしたプログラムで、日本では今年で3回目の開催となる。インターネットの安心・安全な活用を促進するために、ウェブレンジャー作戦本部(グーグル)がミッション(課題)を設定し、中学生、高校生、高等専門学校生たちが「ウェブレンジャー」となって、ミッションを遂行するためにアイデアを考え、世界に広める活動を展開するというもの。

 今年のミッションは「ネットいじめ」、「ネット詐欺」、「ネット上の出会いトラブル」から、テーマを選び3分未満のクリエイティブな動画を制作し、YouTubeにアップロードするという内容であった。

 応募作品は、Google社員および特別協力・協力・後援団体で構成する外部審査員、特別審査員として参加したYouTube クリエイターの フィッシャーズによって審査され、10チームがアンバサダー賞を受賞した。グランプリを受賞した「サイバースルゥース」チームは、アメリカのグーグル本社で開催される研修プログラムに招待される。

グランプリ賞

作者:洛陽総合高等学校 (京都府)「サイバースルゥース」チーム
作品名:「高校生探偵川口の事件録-ネットいじめ編-」
テーマ:ネットいじめ
工夫した点:ネットいじめについて探偵もののドラマにあてはめながら表現しました。なるべく現場検証・推理等のシーン等は小道具を使い再現しました。また、登場人物の 台詞の中にネットいじめの問題点や解決策を盛り込むよう表現しました。

審査員コメント:ストーリーに工夫があり、ネット上でしてはいけないことと、その帰結が非常にわかりやすく描かれていた。ドラマ仕立ての面白さに加え、川口探偵のキャラクターの味がある感じが(字余りも含めて)好感が持てた。シリアスになりすぎない、ちょうどいい温度感だった。

プログラム応募だけに終わらない、安心・安全の派生

 このウェブレンジャープログラム自体はグーグルの発案だが、学校によっては授業として取り入れたり、制作した動画を文化祭などで上映する機会を設けるなど、一企業の公募プログラムに終わらずに学校や学生に受け入れられているようだ。

 応募総数は初回(2015年)の125チーム、314人から、今回は478チーム、1000人と参加者が増え、関心が高まっていることが数字からもわかる。

中高生が考える「クリエイティブな動画」とは

 とても興味深かったのが、生徒たちの「動画制作のクオリティー」に対する意識の高さ。普段、YouTubeを視聴する頻度が高いためか、「多言語字幕で情報発信」や「飽きさせずに動画を最後まで視聴してもらう工夫」、「画面構成や音楽のメリハリ」など、動画配信におけるツボを捉えていて理解して制作していた点に、記者は感心した。


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