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FF世界最速クラス! ルノーの新型「メガーヌR.S.」は峠がキモチイイ!

2018年10月27日 15時00分更新

文● 栗原祥光 撮影●栗原祥光 車両協力●ルノー・ジャポン

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 2リットル直4ターボエンジンに5ドアという使い勝手の良さと、走りの楽しさが味わえると人気の「Cセグメント・ハッチバック」。今や自動車業界の最激戦区と言われ、各社魅力的な車両を市場に投入している。

ルノー・スポールが生んだ瞬馬「メガーヌR.S.」 ※撮影協力:富士スピードウェイ株式会社

 その中でもっとも過激な戦いが行なわれているのが、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースで争われている「市販車最速」の座をかけた争いだ。2014年にフランス・ルノーの「メガーヌRSトロフィーR」が8分の壁を破って以来、ドイツや日本のメーカーが相次いで参戦。VW・ゴルフ、ホンダ・シビック、そしてメガーヌが三つ巴の戦いを繰り広げたが、現在「FF市販車最速」の座は、ホンダのシビック TYPE Rが戴冠していることは、クルマ好きならご存じかと思う。当然、レコードホルダーであったルノーもライバルの後塵を拝するわけにはいかない。そこで、新型メガーヌR.S.の登場である。

使い勝手がよくなった硬派なホットハッチ「メガーヌR.S.」

 新型メガーヌは、昨年フルモデルチェンジし、日本に上陸したメガーヌGTをベースとして、同社モータースポーツ部門「ルノー・スポール」が徹底的に手を加えたモデル。もともとメガーヌの開発はルノー・スポールが中心となって行なわれていたことから、この車種に対するルノーの期待、そしてレコードブレイクに期待が持てる。しかも、開発にはルノーのF1ドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグがかかわっているというから、その本気ぶりもわかる。

 前作は3ドアハッチバックだったメガーヌR.S.。しかし今回は5ドアとなり使い勝手が大幅に向上。家族にもうれしい構成となった。

メガーヌR.S.のサイドビュー

 またメガーヌGTに比べて、フェンダーがフロント65mm、リア45mmと張り出し、フロントマスクやリアディフューザーなどの専用エアロパーツによって、アグレッシブな印象を与える。とはいえ、ライバルであるシビック TYPE Rのような羽根をはじめとする威圧的なフォルムではないので、冠婚葬祭の場でも浮くことはなさそう。

大きく張り出したフェンダー、そしてチェッカーフラッグを模したLEDフォグ、何よりルノーのロゴ下部に配置したロゴが、特別なR.S.モデルであることを強調する
こちらも大きく張り出したフェンダーが目を惹くリアまわり。最近のトレンドを踏襲し、ディフューザーを両脇にセンターにマフラーを配置する

 フロントボンネットを開けると、無造作なパイプ類の取り回しがものものしいエンジンが姿を現す。搭載するエンジンは279馬力を発生する1.8リッター直4ターボ。シビック TYPE Rに比べるとおとなしい仕様に思えるが、ちょっと考えてほしい。20年前のGT-RやフェアレディZに搭載するエンジンはすべて280馬力であり、昔はもちろん今でも充分に速いではないか?。それがFFの車両に乗っているのである。シビック TYPE Rなんて320馬力だ。

パイピングが物々しさを与えるエンジンルーム。ちなみにボンネットを開けるにはコツが必要

 このエンジンは日産「ティーダ」や「ウイングロード」が使っていた「MR18DE」をベースとして、ルノーが直噴ヘッドなどを搭載した日仏共同開発品。また、話題のスポーツカー「アルピーヌ A110」にもこのユニットを元とする専用エンジンが搭載されている。よってハイチューン仕様でも信頼性は高そうだ。

メガーヌR.S.に搭載する1.8リットル直4ユニットの出力特性。トルクカーブが2400回転からフラットなことに注目!

 ミッションはゲトラグ製6速デュアルクラッチAT(MT設定はナシ)。前作はマニュアルのみで、3ドア車であったことから「硬派」な印象を与えていたが、いっぽうでライト層から敬遠されるのも事実。パドルシフトなら、誰もがスポーツドライビングが楽しめるし、日常の脚としても使える。パパの峠攻めだけでなく、ママのお買い物にもメガーヌR.S.は対応できるのだ。

ハンドルの両脇にパドルシフトを装備。驚きの変速性能を有する。またルノーとしては初めて「多段シフト」に対応する

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