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iPhone XS&iPhone XR、ASCII徹底大特集! 第134回

iPhone XS Maxよりイイかも:

今年はiPhone XRを選んでおけば間違いない

2018年10月23日 22時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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●並べてみれば確かに違うが

 iPhone XRは長さ150.9mm、幅75.7mm、厚さ8.3mm、重さ194gというサイズのデバイスです。ちょうどiPhone XSとiPhone XS Maxの間で、長さで比べると約7mm間隔で3モデルが並んでいることが分かります。

 そして、これら3モデルは、4.7インチのiPhone 8と、5.5インチのiPhone 8 Plusの間におさまっているという、興味深いサイズ展開です。

 長さはともかく、幅はスマートフォンを握る上で重要な要素となります。幅で比べると、iPhone XS Maxの77.4mmと2.3mm差であるのに対し、iPhone XSの70.9mmとは4.8mm差で、6.5インチモデル寄りの幅となっていました。

 理由は、ディスプレー方式の違いにあります。iPhone XRのLiquid Retinaディスプレーは、ふちなしのオールスクリーンを液晶ディスプレーで実現するチャレンジをしており、ガラスを角を丸めてカットしたり、TrueDepthカメラに沿って切り抜いたり、かなり苦労した結果、有機ELと同じシェイプを実現しました。

 しかし液晶ディスプレーはサイドにライトを配置しなければならず、画素ごとに発光する有機ELディスプレーのように、ふちを狭くしにくくなっています。おそらくそのために、画面サイズの割に幅が大きくなってしまった、と考えられます。

 iPhone XS Maxと比べると、iPhone XRではノッチ周辺は特に、画面の端からボディーの端までの長さが目立ちます。また、有機ELモデルの458ppiという画素の細かさに対して、iPhone XRはiPhone 8と同じ326ppi。

 並べてみれば、額縁も、画面の精細さや発色も、黒の引き締まり方もたしかに違います。しかしiPhone XR単体で使っていて、これらが問題になるかと言われれば、そうとも言えません。

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