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激熱な展開で会場は異様な雰囲気に

熱すぎる戦いに鳥肌が立った鉄拳7のプロライセンス発行大会「MASTERCUP TRY」

2018年10月22日 19時00分更新

文● 八尋/ASCII

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JeSUが発行する「ジャパン・eスポーツ・プロライセンス」の発行大会「MASTERCUP TRY TOKYO」が開催

 10月21日に、MASTERCUPが主催する「鉄拳7」のプロライセンス発行大会「MASTERCUP TRY TOKYO 2018」が開催された。

 MASTERCUP TRY TOKYO 2018は、JeSU(一般社団法人日本eスポーツ連合)が発行する「ジャパン・eスポーツ・プロライセンス」の発行大会としてバンダイナムコエンターテインメントが公認している大会で、最後まで勝ち進んだ2名にプロライセンスが発行される。会場となったTFTホールには、多くの鉄拳7プレーヤーが集結した。

 会場には、オフィシャルスポンサーのLEVEL∞のゲーミングパソコンとiiyamaのディスプレーがズラリと並んでおり、当日は朝から予選が開催されていた。午後には、ベスト16に進出する選手が決定。また、ベスト16で1度負けてしまったプレーヤーには、負けたプレーヤー同士で戦い、勝ち進めば決勝進出のチャンスが与えられるLosers Roundも用意されていた。

会場には多数の対戦机が設置してあり、選手たちが優勝を目指して激突していた
使用されたパソコンはすべてLEVEL∞のゲーミングパソコンだった
ディスプレーはiiyamaのゲーミングディスプレーが採用されていた
座り込んで観戦する参加者たちも

激熱すぎるバトルで、会場は異様な雰囲気に

準決勝では、チクリン選手とじょうたろう選手が激突
じょうたろう選手チクリン選手

 MASTERCUP TRY TOKYOで最初にプロライセンスを手にしたのは、準決勝でじょうたろう選手に勝利したチクリン選手。プロライセンスは上位2名に発行されるため、チクリン選手は、決勝に進出した時点でプロライセンスを手にすることが決定した。

 残り1枠を争ったのが、準決勝で惜しくもチクリン選手に敗れたじょうたろう選手と、Losers Roundで勝ち残った用心BΩY選手だ。そして、このじょうたろう選手と用心BΩY選手のプロライセンスをかけた1戦は、会場が異様な雰囲気になるほど熱い戦いとなった。

ベスト16初戦で敗退し、厳しい状況から勝ち上がってきた用心BΩY選手

 用心BΩY選手は、ベスト16の初戦でじょうたろう選手に2対0で負け、Losers Roundへの挑戦となったが、それでも勝ち進み、リベンジマッチとしてじょうたろう選手に挑んだ。Losers Round最終戦は、3ラウンドを3戦勝利したほうが勝ちとなる。

 ベスト16初戦で敗退し、Losers Roundで1度でも負けると終わりという背水の陣で戦ってきた用心BΩY選手は、Losers Round最終戦でもじょうたろう選手に2試合先取されてしまう。しかし、そこから怒涛の追い上げで2試合を取り返した。一進一退の戦いに、会場は異様な雰囲気に包まれた。

1度勝利しているじょうたろう選手が、安定した強さで2戦勝利
そこから怒涛の追い上げをみせた用心BΩY選手

 そして最終試合も、どちらも2ラウンドを取り、最後の1ラウンドで決着がつくという激熱な展開に。逆境に立てば立つほど強さをみせる用心BΩY選手が勝つのか、ベスト16初戦で用心BΩY選手に勝利し、プロライセンスまであと1歩というところでチクリン選手に敗れてしまったじょうたろう選手が執念の勝利をみせるのか。会場にいるプレーヤーが息をのんで戦いを見守る中、見事じょうたろう選手が勝利をもぎ取った。

勝利しようやく笑みをこぼしたじょうたろう選手に対し、あと1歩届かなかった悔しさで泣き崩れてしまった用心BΩY選手

 勝利を手にしたじょうたろう選手からようやく笑みがこぼれたとき、対照的に用心BΩY選手は崩れ落ち、悔し涙を流した。会場からは、熱い戦いをみせてくれた両者に、賞賛の拍手が送られた。

「今日まで苦しかった」ポーカーフェイスで圧倒的な強さをみせたチクリン選手が優勝

リベンジに燃えるじょうたろう選手
表情をまったく変えずに淡々と戦うチクリン選手

 ついに決勝戦。準決勝で1度対決したチクリン選手とじょうたろう選手が激突。Losers Round最終戦とは逆にリベンジマッチとなったじょうたろう選手は、先ほど勝利の際にみせた笑顔から一転、真剣な表情でチクリン選手に挑んだ。チクリン選手は、表情をほぼ変えず、冷静沈着に迎え撃った。決勝戦では、チクリン選手がじょうたろう選手を引き離し、3試合ストレートで奪取し、優勝を決めた。

結果は、3試合ストレート勝ちで、チクリン選手が優勝

 優勝後の実況席でのインタビューで、チクリン選手は「大会での優勝は3年振りで、今まで結果が出ずに精神的にも辛かったので、今回優勝できてホッとしています。今後も、緊張する大会という場でも安定して勝っていきたいです」とコメント。今大会中、あれだけポーカーフェースで圧倒的な強さだったチクリン選手も、実はなかなか勝てずに苦しんでいたというのには、驚きだった。

 優勝のチクリン選手、準優勝のじょうたろう選手、3位の用心BΩY選手には、ゲーミングヘッドセット「ロジクール G Astro A40 TR ゲーミングヘッドセット」と、アーケードコントローラー「EVO Drone」がプレゼントされた。また、チクリン選手とじょうたろう選手には、10月19日に発売されたばかりの「SOULCALIBUR VI」もプレゼントされた。

ASTRO GamingのゲーミングヘッドセットやEVOとコラボしたアーケードコントローラーなどがプレゼントされた

 私は普段あまり格闘ゲームはプレーしていない。しかし、本大会で観た鉄拳7の試合は、選手同士の駆け引きや華麗なコンボなど、普段プレーしていない私ですら興奮した。そして、プロライセンスを目指す各選手たちのドラマも垣間見れた気がした。鉄拳7のプレーヤーはもちろん、格闘ゲームに興味があるという人は、今後のMASTERCUPの動向をぜひチェックしてみてほしい。

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