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松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」第235回

Adobeが考える、AIの「次」の局面とは?

2018年10月19日 10時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura) 編集● ASCII編集部

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基調講演でクリエイティブ教育を訴えるAdobe CEO、シャンタヌ・ナラヤン氏

 米ロサンゼルスではAdobe MAXという、クリエイティブの祭典が開催されました。Adobeと言えば、Photoshopに代表されるクリエイティブソフトウェアの業界標準的な存在ですが、そのPhotoshopのフルバージョンがついにiPadに来年登場するというニュースが話題になりました。

Adobeのクリエイティブツール内で
面倒な作業でAIが人間を助けてくれる

 Adobeのメッセージは、人類みんなをストーリーテラーにすることだと言います。そのために、場所や時間、スキル、デバイスに依存しないクリエイティブの環境を整えて行くことを目指していきます。そうした中で、人工知能の役割は小さくないというわけです。

 そしてAdobeは、Adobe Senseiと名付けたクリエイティブ、マーケティング、コンテンツ解析に長けた人工知能を、次々に製品に盛り込んでいます。3時間かかっていた作業を3分で済ませるという象徴的な効率性を、画像、写真、ページレイアウト、3D、AR、ユーザー体験デザインと、あらゆる分野に、ものすごい勢いで適用しているというのが、現在なのです。

 今回用意されたプレス向けのセッションの中で、「AIは人工知能の略だが、クリエイターの仕事を奪ったり、代わりに意思決定をするものではなく、IA(Intelligent Assistant)なのだ」というAdobe社内における認識を披露していたのが印象的でした。

 たしかにAdobe Senseiは、クリエイターがやろうとしていること、たとえば画像の中から不要なオブジェクトを綺麗に取り除いたり、動画の中で歩いている馬を消したり、急な紙のサイズの変更をクライアントに言い渡されても、ワンタッチでレイアウトの変更が完了したりします。

 Adobe MAXに参画している人々にとって、今まで尻込みするような面倒な作業に立ち向かっていけるのであれば、クリエイターはより自由に、日々チャレンジすることができるようになるでしょう。

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