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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ”第581回

秋の新製品・富士フイルム「X-T3」で寺猫を激写!

2018年10月17日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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バランス良くちょこんと座ってきょろきょろしてたキジトラ。良いカメラだとディテールまでぴしっと写っててよし。2018年10月 富士フイルム X-T3

 秋といえば散歩! 散歩が気持ちよい季節になったわけで、35度越えの夏を思うと隔世の感があるといっては大げさだけど、カメラ持って散歩すると猫との遭遇率が上がるのも秋。

 前回に引き続き「X-T3」がメインになるのだけど、この1週間、たまたまお寺で猫と出会ったので、新製品で撮る秋の寺猫って感じにしてみた。冒頭写真は杉並区。自転車で気持ちよく走ってるときに大きなお寺を見つけたのですーっと立ち寄ったら、門前をさっと横切る物体あり。自転車を止めてそーっと猫が動いた方向をさぐると、いた!

 レンズを望遠ズームに切り替えて狙うも、残念ながらお尻をこっちに向けてる。無理に振り向かせるのも風情がない。

猫がいた、と思ったらお尻向けられてたの図。しきりに右手を気にしているが、右がお寺への参道でけっこう人通りがあるのだ。2018年10月 富士フイルム X-T3

 どうやら人には慣れてないようで、無理に近づくわけにもいかない。でもよく見ると、奥に見える塀の脇に、ちょうど猫を正面から見られるだけの空間が空いているではないか。ぐるっと大回りして向こう側から望遠レンズで狙えば猫とにらめっこできるかも。そうして撮ったのが冒頭写真。目が合ってる斜視も撮ったのだけど、このちょっとだけ目線をずらした顔が可愛かったのでそちらを採用。精悍な顔つきのキジトラでありました。

 続いては足立区のお寺で出会った猫。猫が目的なんじゃなくて、たまたま古いお寺があったので参拝し、中世の板碑や古い石仏を愛で、別の門から外に出ようかと思ったら、門の前でくつろいでるヤツがいたのである。そんな気づくなという方が無理というもんで。

 この日は望遠ズームを持ってなかったので、かわりに90mm F2の単焦点望遠レンズを装着。このレンズ、記事を書くために富士フイルムからお借りしたのだけど、ちょっと離れた猫を撮るのに最適なのだ。写りもシャープだし背景のボケもきれい。

 で、猫はわたしに気づかず毛づくろいをしていたのだけど、しゃがんでカメラを構えると、ほどなく「ん?」って感じでこちらを見たので、その瞬間をゲット。奥に伸びる参道がきれいにボケててよい写りです。いやもう、このレンズ好き。

門の前で悠々と毛づくろいしてたキジトラのハチワレ。見事に真ん中にいたのでこちらも真正面から狙ってみた。2018年10月 富士フイルム X-T3

 この門前(正確にいえば門の内側なので門前ではないけど)猫、毛繕いを終えるとカメラを構えてるわたしの方に寄ってきたのである。

こっちへ歩いてくるのは想定外だったのでちょっと慌てて撮影。近くへ来たら撫でようかと思ってたらさっと避けられた。猫あるある。2018年10月 富士フイルム X-T3

 こうなると単焦点望遠レンズはつらい。近づきすぎるとピントが合わないし、レンズを付け替えていると間に合わないし。でも大丈夫。2メートルくらいまで近寄ったら、ぷいっと方向を変えてどこかへ行ってしまったから。ちょっと悲しい。

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