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マキタのLEDライト「ML807」が防災で一家に一台あって良いものだった

2018年10月13日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 平成30年北海道胆振東部地震で約46時間の停電を経験して、私はいまマキタの製品を買いまくっている。どうせだったら工具以外の電気製品もマキタで揃え、あの青くて強そうなやつらに埋もれて暮らそうじゃないか。この原稿は、そう思い立った人間のお買い物記録である。

 で、今回は充電式LEDワークライト「ML807」を購入した。最初の「転ばぬ先のマキタ」にどれを選ぶべきか。これは、その最適解のひとつである。ヨドバシドットコムで税込み7270円なり。

USBアダプターとライトの「二徳マキタ」

 前回購入した充電式ライト付きラジオ「MR050」は、強力なライトが頼もしかった。代わりに、室内照明として連続使用するには電力消費が大きい。マキタ最強バッテリー「BL1860B(18V/6000mAh)」をもってしても、ラジオと併用すると約14時間、LEDの点灯を夜間に限っても2日は持たない。3日間に及ぼうかという大停電を経験してしまうと、もうちょっと暗くていいからバッテリーが長持ちするライトもほしいわけである。

 と、思いさえすれば願いはすぐ叶うのがマキタの恐ろしいところ。ライトのバリエーションは豊富で、14.4V/18Vバッテリー対応のLEDライトに限っても8製品。そこから災害対応スペシャルとして選ぶならML807で決まりだ。なぜなら、これにはUSBアダプターが付いているから。

 災害時になくてはならない三種の神器は「ライト」「ラジオ」、そして「スマホの電力」。ML807はライトとスマホの電力、すなわちUSB充電機能が1台で手に入る二徳マキタなのである。MR050もラジオとライトが手に入る二徳マキタだから迷うところだが、迷ったら両方買ってもいい。すると三種の神器すべてが手に入るのだから(私は結局そういうことになった)。

 二徳マキタにはもうひとつ「MR108」というものもある。ラジオにスマホの電力が付いたカッコいいBluetoothスピーカーなのだが、実売価格は2万円を切るくらいで少々お高い。音響機器としても高性能であり、用が足りれば済む災害対策用品としては、やや贅沢なきらいもなくはない。

 そうしたものに対し、昨今は「災害時に音楽なんかにうつつを」といった不謹慎警察のみなさまからの糾弾や、より直接的なところではご家族からの同意を得る難しさなどを勘案すると、なかなかこうした企画ではストレートにおすすめしにくいのだが、そこはこう、黙ってこっそり(中略)ってしまえばわからない。ぜーんぜんわからないのだ。うははは。

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