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メルカリの新卒エンジニア9割が外国人、インドの次はどの国から採る?

2018年10月10日 06時00分更新

文● 週刊ダイヤモンド編集部(ダイヤモンド・オンライン

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メルカリ
インドの名門、インド工科大学からは約30人がメルカリに入社した Photo by Hiroyuki Oya

 新卒で採用されたエンジニア50人の9割近くが外国人に──。

 フリーマーケットアプリ大手のメルカリに、10月1日付で約100人が新たに入社した。このうち新卒採用のエンジニアは50人で、44人が外国籍だ。現在、メルカリにいる百数十人のエンジニアは日本人が中心なのだが、一気に“国際化”が進むことになる。

 この日、東京・六本木ヒルズの本社で開催された入社イベントで、山田進太郎会長は、「海外で成功するグローバル企業を目指す。日本語を話すことができなくても、英語ができればどんどん雇っていく」と力を込めた。

 今回入社した外国人エンジニアの出身地域で最多となるのはインドの32人。その大半が、インド工科大学(IIT)の卒業生だ。

 メルカリはインドでサービスを提供しておらず、知名度はほぼゼロ。それでもインド最高峰の名門であるIITの学生を大量採用できたのは、エンジニアが技能やアイデアを競い合うイベント「ハッカソン」を、昨年10月にインドで開催したことが大きい。

 IITで機械学習や自然言語処理を学んだというサヒル・リシさん(22歳)は、ハッカソンに参加して優勝し、メルカリでのインターンを経て入社を決めた。

「ハッカソンがきっかけでメルカリを知った。メルカリはIITのホットトピックである機械学習に力を入れているので、IITの学生の間で人気企業になった」とリシさんは語る。

東欧と中国に熱視線

 優秀なエンジニアを確保するため、ハッカソンで知名度を高める作戦がインドで成功したことを受け、メルカリは早速、他地域でもこの手法を展開している。

 9月には中国・北京大学の学生ら33人を日本に招いてハッカソンを開催。さらには、10月20、21日にはポーランドのワルシャワ市でハッカソンを開く予定で、ロシアと東欧のエンジニアにも触手を伸ばす。もちろん、こうした海外での採用活動はメルカリにとって初の試みばかりである。唐澤俊輔執行役員は、「多様な社員が集まることで、化学反応が起きる。世界中で最高の人材を集めたい」と意気込む。

 優秀なIT人材は、米IT大手のグーグルやフェイスブックなど世界中で争奪戦になっている。

 メルカリにとっての追い風は、トランプ政権によって米国での就労ビザ取得のハードルが上がっていることだ。米IT大手の現地法人ではなく、確実に日本で働くことができ、さらに米シリコンバレーのメルカリの米国法人で働く道があることも、海外志向の学生の心をつかんでいるという。

 直近の赤字決算で、投資家のメルカリへの目線は厳しくなっている。期待の若手外国人エンジニアを使いこなし、批判をはね返すことができるか。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 大矢博之)


※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

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