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パパ活おじさんの暴走する愛情、マジ惚れでストーカーまがいも

2018年10月07日 06時00分更新

文● 藤野ゆり(ダイヤモンド・オンライン

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体の関係があることが多いパパ活。しかし、なかには食事やデートのみという契約も存在する。セックスなしというライトさに安易に手を出してしまう女性がいる一方、だからこそパパが「本気」になってしまうケースもあるようだ。(清談社 藤野ゆり)

おあずけ感が刺激となって
重い執着心を抱くパパも

エッチなしであるが故に、女性にのめり込むおじさんも少なくない
あっけらかんとパパ活をする女性たちの一方、執着心を募らせてSNSアカウントをこっそり探したり、大学まで押し掛けてくるなど、暴走してしまう“パパ”たちもいる(写真はイメージです) Photo:PIXTA

 パパ活の多くは体の関係ありきで契約を結ぶことが多い。最初は「食事だけ」のつもりで始めても、稼げる額には限界があるし、結局のところ体の関係になってしまった方がより大金を稼げるからである。

 パパ活女子たちに話を聞いていると、一度おじさんと肉体関係を持ってしまえば「意外と大したことなかったな」と、あとはなし崩し的に二度三度と複数のパパと関係を持ってしまうパターンが多いように感じる。

 彼女たちの話を聞くに、自分に愛する彼氏がいようと、『パパ』に妻や子どもがいようと、そこにさしたる良心の呵責はないようだ。

 これが不倫であれば、もっと人間らしい罪悪感や絶望が彼女たちにも生まれるのかもしれない。愛情があるからこそ、人は複雑な感情に振り回される。

 パパ活女子たちにそうした感情の機微が見られないのは、彼女たちがパパ活をあくまで「仕事」としか見ていないからだ。だからこそ彼女たちは平然とパパ活をした後に彼氏に会う事もできるし、パパ活で得たお金でオシャレをしてデートを楽しむことだってできる。

 しかし、果たして「パパ」側はそこまで割り切れているのだろうか。当然、パパ活女子同様に「あくまでその場限りの、お金でつながった関係」だとドライに捉えているパパもいるだろう。しかし、なかには本気の愛情を持ち込んでしまうパパも存在する。特に、女性側が「エッチなし」と決めている場合、全てが手に入らないおあずけ感が刺激となるからか、重い執着心を持ってしまうパパがいるようだ。

ホテルに行っても触れてこない
“ガチ恋パパ”とは

「基本的には食事をするだけで1万円。ホテルに行ったら3万円といわれています」

 パパ活歴1年のヒトミさん(仮名)は、まだ23歳。大学を卒業したばかりの彼女は、月に数回、パパ活をして小銭を稼いでいる。

 相手の男性とは、ごく普通の居酒屋でたわいもない会話をして2~3時間過ごすだけ。フリーターの彼女にとって、パパ活で得たお金や食事は貴重だ。しかし、パパとは体の関係はないという。

「熱意におされて一度ホテルに行ってしまったんですけど、やっぱりどうしてもセックスはできませんでした。パパも私の嫌がることはしたくないって言ってくれて。だから添い寝だけ。そうしたら興奮したのか自分でし始めて…。私はそれを見てるだけって感じ。ドMなんですよ」

 そう言って爆笑すると、八重歯が見え、より愛くるしい印象だ。動くたびに花柄のロングワンピースがふわりと揺れる。パパはセックスしたい気持ちはもちろんあるけど、ヒトミさんと一緒に寝るだけで幸せだとうれしそうに言っていたという。そのときは2万円だけ受け取った。

 ヒトミさんは、そんなドMのパパと一体どこで出会ったのだろうか。

「彼はキャバクラで一時期働いていたときの常連さん。年は37歳とかかな? お店にいたときからすごく気に入ってくれていたんですよ。キャバクラを辞めてから急に向こうからLINEが来たんです。LINEは教えたことないのに、超怖いですよね(笑)」

 一応は見知った関係だったパパは、すぐに食事1万円、ホテル3万円の条件を提示してきたという。

SNSで探して大学に来たパパ
「遠くからただ見ていたい」

「食事だけで1万なら、ラッキーって感じ(笑)それからはちょこちょこ時間あわせて会うようになりました」

 驚く事に、パパは、Facebookで彼女の大学を調べ、実際に大学まで来てしまったこともあるという。一歩間違えばストーカーだが、パパ活女子は警戒心が低い。SNSで自ら投稿をしてアカウントがパパにバレちゃったと笑いながら話す様は、まさに彼女たちの屈託のなさを象徴しているようにも感じる。

「それでも嫌われたりはしたくないから、特に声をかけてきたりはしないんです。私が嫌な思いをしないように気にして、遠くから見てるだけ。でもその愛情が重すぎて、深い関係にはなれないですよね。だって怖すぎません?(笑)」

 ヒトミさんは、その無邪気な笑顔で人の懐に入るのが上手なタイプだ。そんな彼女を見ていると、きっとパパは割り切ったお金の関係とはいえ、本気で愛情を持って彼女に接しているのだろうと感じた。だからこそ、何度お金を払って彼女に会っても、無理強いはしない。大学でキャンパスライフを謳歌する彼女を眺めるだけで満足なのだろう。

 いわゆる「割り切り」タイプではなく、ヒトミさんのパパのような「ガチ恋」タイプのパパを持ってしまった場合、プライベートな部分への過干渉に、女性がどこまで耐えられるかがキモになってくる。中には、女性は単なる「パパ活」のつもりでも、男性側は自分のことを本気で愛してくれていると勘違いしているパターンもある。

SNSで彼氏の存在を知った
パパの感情が爆発!

 マユミさん(仮名、25歳)は、長年デートだけの関係を続けているパパがいたが、実はちゃっかり彼氏がいることがSNSの投稿からバレてしまい、「彼氏か僕か、どちらかを選べ」とキツく詰め寄られた経験を持つ。水商売と同様に、本気になってしまった客はしつこく、時に暴走しがちだ。

 体の関係を持たない、というパパ活は一見、ラクなように思える。しかし、それゆえに、「ガチ」なパパの確率も高いとマユミさんはいう。ガチ恋パパの“本気”がどのように暴走するかわからないだけに、危険も伴うのだ。

 しかし、先述したようにパパ活女子たちはあまりに警戒心が低い。食事デートで手に入る5000円や1万円が、パパの「抱きたいけど嫌われたくない」「お金でつなぎ止めておきたい」というゆがんだ愛情の結果だとしたら、何かを引き金にパパの感情が爆発してしまう怖さも感じざるを得ない。

「エッチしないでお金もらえて、マジでラッキーって感じですよね」

 無邪気な笑顔で語る彼女たちは、その裏に潜むリスクに気づくことがあるのだろうか。

※本連載では、取材に応じていただける「パパ活女子」の方を募集しています。簡単なプロフィールやパパ活に至った背景などをご記入の上、メールでご連絡ください。取材させていただいた方には薄謝を差し上げます。
宛先:seidansha0@gmail.com(送信の際は「@」を半角の「@」に変換してお送りください)

※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

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