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防災用に買ったマキタの充電式ライト付きラジオが心強い

2018年10月06日 12時00分更新

文● 四本淑三

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ラジオはシンプル

 ラジオはAM/FMの2バンドで、ワイドFM対応。側面の電源ボタン長押しでオンオフ。短く押してバンドをチェンジ。チューニングはオートスキャンで、上下の三角ボタンをチクチク押すと、FMなら50kHz、AMなら9kHz単位の調整もできる。

 メモリーがFM/AMそれぞれ3局までなのは少ない気もするが、災害時はNHKかAMローカル局にしか用がないので十分。液晶はバックライト付き。周波数以外の表示は小さく見づらいが、特に困ることはない。

 出力はモノラルで3Wと、ポータブルラジオとしてはかなりのハイパワー。音量は40ステップで調整。手に届く範囲に置いて使う場合は、12前後がちょうどいい音量。フルボリュームでも音が歪まないのはマキタらしい。以前レビューしたBluetoothスピーカーの「MR200」もそうだった。

 口径51mmのスピーカー1発だから、重低音がどうのという世界ではないが、ニュース原稿を読むアナウンサーの子音が濁ることもなくクリア。スピーカーの指向性はあるので、周囲に雑音があるならグリルを正面に向けたほうが聞きやすい。

BL1860Bで14時間持続

 装着するバッテリーは、マキタ最強のBL1860B(18V/6000mAh)を使った。取説にもカタログにも推奨バッテリーとしてBL1860Bは出てこないので、念のためマキタに問い合わせたところ、まったく問題なく使えるとのこと。

 取説に記載のないBL1860Bのバッテリー持続時間を実測してみた。リチャージ10回未満のほぼ新品で、ラジオのボリュームは15でテスト。ラジオとライト両方付けっ放しで、動作時間は14時間12分。これを取説掲載のバッテリー持続時間のデータに、参考値として並べてみた。

 マキタのバッテリー型番上2桁は電圧、下2桁は容量を示す。1415なら14V/1500mAh、1830なら18V/3000mAhを意味する。「ライトのみ」「ラジオのみ」は試していないが、これもBL1850・1450よりは持つだろう。

 ちなみに本体液晶のバッテリーインジケーターは、残量のリニアな表示ではなく、残り30%からのカウントダウン式。70%以上で全3コマを表示し、30%以上で1コマ消え、30%を下回るとまた1コマ消え、ほとんど残量がなくなると全部消える。全部消えた状態から、まだ1時間は使えた。

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