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アルピーヌの新型「A110」に走りのピュアと乗りやすさのリネージが追加

2018年10月02日 15時00分更新

文● 栗原祥光 撮影●栗原祥光

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グランドツアラー的要素を盛り込んだ「リネージ」

 「リネージ」(829万円~841万円)はブルーのステッチが入ったブラウンレザーというフレンチエレガンスな車内に目が奪われる一台。

A110 リネージ

 シートはピュア同様にSabelt製だが、リクライニング機構とシートヒーターを備えたセミバケットとしている。

リクライニングとシートヒーターを備えたピュアのシート

 またエアコンの吹き出し口などに、クリア仕上げのカーボン加飾がなされている(ピュアはマットカーボン)。

ピュアのエアコン吹き出し口。カーボンのマット仕上げだ

リネージのエアコン吹き出し口。カーボンにクリア塗装がなされている

 快適装備としては、フランスの高級オーディオメーカー「フォーカル」のツイーターとウーファーのほか、助手席後部にサブウーファーを搭載。

ダッシュボードに配置するトゥイーター(写真はピュア)

FLAX振動板を採用したウーファーはドアに配置

リネージのも助手席後部にサブウーファーが置かれる

 ウーファーとサブウーファーの振動板は、同社ホームスピーカーの中堅機種にも採用されているフランス産の麻(FLAX)を0.4mm厚のシート状に織り上げ、0.04mm厚のグラスファイバーで表側と裏側から挟み込んだ独自のWサンドウィッチコーン。しかも通常フェライトマグネットのところ、アルピーヌ A110用には軽量化のため特別にネオジムマグネットを採用したという特注品だ。

 ホイールはピュアと同サイズのアロイホイールながら、往年のA110を彷彿させるデザインを採用。

リネージのホイール

 仕上げはグレーメタリックの「グリトネールM」が829万円。「ブルーアルピーヌM」が841万円となっている。こちらはグリトネールMのみ左ハンドル車を設定する。

リネージの価格表

 販売やメンテナンスは全国14ヵ所のアルピーヌディーラーで行なうが、ネットでは先行予約を開始。確約はできないものの、年内納車希望の方は早めに予約した方がいいだろう。

ディーラーリスト

 また、アルピーヌ・ジャポンではオリジナルグッズの販売も発表。ウェブでの販売がメインになるが、中にはディーラーでしか購入できないものもあるので、ぜひチェックしてほしい。

オプションで用意されるアルミホイール

ディーラーのみでしか購入できないレザーグッズ

 発表会でアルピーヌ・ジャポンのトマ・ビルコCOOは「現在プルミエールエディションのデリバリーを開始するところです。そして年内目標でこのピュアやリネージもデリバリーできるように調整をしています。これは世界中でもっとも早く手に入れることができる方がいらっしゃるかもしれません」と世界でもっとも早くカタログモデルを輸入する予定があることを示唆した。

アルピーヌ A110とトマ・ビルコCOO

 アルピーヌ A110のカタログモデルは10月12~14日、富士スピードウェイで行なわれる「世界耐久選手権」(WEC)の会場で展示される予定だ。

 ヘアピンコーナーが多いというアルピーヌ山脈から名を冠したスポーツカー。日本の峠にもピッタリなライトウェイトスポーツをぜひ見てみよう。

アルピーヌ A110の側面に配されたロゴ

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