アジアでナンバー1の実績
OPPOは、2011年にスマホを発売。アジアや欧州、アフリカ、オセアニアなど、30の市場において展開。世界では第4位。アジアではナンバー1の市場シェアを誇り、セルフィーのビューティフィーケーション機能の提供では先駆けともいえるスマホブランドだ。「2018年は、OPPOがグローバル化を開始してから10年目になる節目の年になる」(OPPO Japanの鄧宇辰代表取締役)とも語る。
日本市場には、2018年2月からスマホを発売して新規に参入。2018年6月には欧州市場向けにフラッグシップモデルのFind Xを発売して、欧州市場にも正式参入した。
日本市場は成熟市場における重要な取り組みのひとつに位置づけており、「日本ではこの半年間で多くの人にOPPOの商品を利用してもらい、多くのビジネスパートナーの協力を得た。日本市場の厳しさを感じながらも、顧客やビジネスパートナーから支援を得ている」とする。
また、「OPPOは成熟市場を開拓しながら、先端技術の探求を続けている。過去数年に渡って巨額の研究開発費を投資しており、今年6月時点では、2万2000件を超える登録特許技術を有している」とする。これまでの新興国を中心とした成長戦略から、成熟市場である先進国でのビジネス拡大を新たな施策とするなかで、技術や付加価値を切り札にした提案を増やす姿勢をみせる。
OPPOは日本でも「超越」できるのか
日本においては、販売パートナーを拡大。Amazon.co.jpやヨドバシカメラ、ノジマ、ビックカメラでも販売する。
「より広い販売チャネルに対応するため、よりよいサプライチェーンと専門のサービスチームを整える。アフターサービスでは流れを簡素化し、時間を短縮し、サービス提供の窓口となる拠点を増やすことで、より快適なサービスを利用してもらえるようにする」と鄧代表取締役は語る。
OPPO Japanの2018年下期のキーワードは「超越」だという。
「超越はOPPOに課せられた使命。どんなに痛みや困難が伴おうとも、私たちは超越を求める。捉われた常識もありふれた想像もすべてを超えていく」とする。
「新製品はこの言葉にふさわしい製品であり、OPPOの日本における新たな道を切り開くブランドになる」という。
日本におけるビジネス面でも「超越」を実現することができるのか。日本市場向け第2弾製品の成否が鍵になる。
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