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働き方を変えたいならシャープの4K BIG PAD ― 第2回

ザハ設計事務所も選んだ1台~導入事例・首都大学東京編

建築家の卵を育てるには4K BIG PADの"紙の書き味=Pen-On-Paper"が効果的だった

2018年09月27日 11時00分更新

文● 二瓶朗 編集●村山剛史/アスキー編集部

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建築家の卵が集う大学の教室で4K BIG PADが活躍中。一体どんなメリットがあるのか? 首都大学東京 建築学科の木下央氏に聞いた

緑豊かな首都大学東京のキャンパスで
4K BIG PAD活躍中! 導入の意図・利点を聞いた

 首都大学東京は、東京都が設置していたいくつかの大学・短大の統合に伴って2011年に開学された大学だ。同大の南大沢キャンパスは、かつて東京都立大学のメインキャンパスだった場所であり、都市環境学部、人文社会学部、法学部、経済経営学部、理学部といった、東京都立大学の学部をほぼ引き継いでいる。

 位置的には新宿駅から京王線の特急で約40分の八王子市にあり、緑あふれる広々とした環境のよいキャンパスでは多くの学生が日々勉学に励んでいる。なお、首都大学東京は2020年4月に再び東京都立大学と名称変更される予定。

 そんな首都大学東京 南大沢キャンパスの都市環境学部において、70V型の4K BIG PAD<PN-L705H>が活用されていると聞きつけ、お邪魔することにした。インタビューに対応してくださったのは、都市環境学部 建築学科 助教 木下央氏だ。

建築歴史と意匠研究を専門とする同大学都市環境学部 建築学科 助教 木下央氏

 木下氏の講義を受講する建築学科の学生は、南大沢キャンパス9号館にある縦長の中型教室に集い、必修科目の「建築設計製図」を学ぶ。必修であるため学年全員の60数名が一堂に集うこととなる。4K BIG PAD<PN-L705H>が設置されているのはこの教室だ。

 「学生は、最初は基本的に“紙”に設計図を書きます。提出された図面はスキャンしたりデジカメで撮影したりして、4K BIG PAD<PN-L705H>に画像として表示し、講義中に解説・評価しています」と木下氏。基本的な使い方の1つが、この図面表示だ。ここで4K BIG PAD<PN-L705H>の高精細が活きる。詳細に表示できればできるほど、制作物が解説しやすく、評価も正確になるからだ。

学生が作成した図面を4K BIG PADに表示。斜めの線でもギザギザ(ジャギー)が目立たない。高精細が活きる場面だ

 しかし、前述したように講義が行われている教室は縦長。長辺片側の壁際に4K BIG PAD<PN-L705H>を配置しているが、いかに70V型といえども、教室全体に学生が着席してしまうと、画面から極端に遠い場所ができてしまう。そこで同教室には70V型 4K BIG PAD<PN-L705H>が計2台配置されている。「ミラーリング表示することでほぼ全ての学生が画面を見られるようになりました」(木下氏)。

教室全景。講義の際は長辺に2台の4K BIG PAD<PN-L705H>を配置する

 また学生たちは講義中に、建物の設計図から縮尺模型を制作するという。その模型についても、設計図と同様に4K BIG PAD<PN-L705H>に表示して評価することがあるという。その際には、「Webカメラで撮影し、その映像を4K BIG PAD<PN-L705H>でリアルタイム表示することで、“模型の中にいる人”の目線で観察・評価することができます」と木下氏は話した。目線が下がることで臨場感が出るため、模型を見下ろすだけでは気づかなかったことに目が行くのだという。

学生が作成した模型。これをWebカメラと4K BIG PAD<PN-L705H>を駆使することで臨場感が増す

 なお、建築図面には基本的にA1サイズの用紙(ヨコ841×タテ594mm)が使われる。図面は複数枚にわたることも少なくないため、現時点では複数の画像を切り替えて評価しているという。この点に関して木下氏は、「80V型(ヨコ1781.8×タテ1002.2mm)ならA1用紙をほぼ実寸で4枚並べて表示できます。解説・評価が一層わかりやすくなるでしょう」と話した。

前編でも言及されていたが、建設業界ではA1サイズの図面が多用される。80V型ならばこのA1サイズをほぼ実寸で4枚、田の字型に並べられる。これは大きなメリットだ

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