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ウーバーが安全強化で新機能、事件・事故の発生をスマホで検知

2018年09月07日 06時55分更新

文● Erin Winick

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ウーバーのCEO(最高経営責任者)に就任して1年が経過したダラ・コスロシャヒは9月5日、一連の新たな安全対策を発表した

ドライバー向けのスマホアプリ「ライドチェック(Ride Check)」を使い、GPS、加速度計、ジャイロスコープなどのスマホのセンサーを使って、異常事態の発生を検知する。アプリが異常を感知したら、事故発生の有無を確認する質問を乗客に送信し、緊急通報を促す。ウーバーの安全管理オペレーターが、乗客の安全確認のために連絡を取ることもある。

そのほか、車が必要以上に長時間停止している場合も、安全確認の通知が乗客に届く。さらに、新アプリではドライバーは声で操作できるようになる。運転中にスマホをいじらなくても済むハンズフリーの機能だ。ドライバーが乗客の乗車場所や下車場所にアクセスする権限も制限され、住所を明かさない形に変更する。

こうした新たな機能は、中国の配車サービス会社のディディ(Didi、滴滴出行)を使った乗客が殺害された事件を受けてのものだ。今回の措置は、ウーバーのサービスでこのような事件が起こるのを防ごうとする意味合いがある。

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