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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第574回

子猫が里親に引き取られていく季節なので子猫写真特集

2018年08月25日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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警戒心が強くても猫じゃらしの誘惑に勝てない子猫

 あるとき、その猫たちがよくいるアパートの前で母子がしゃがんでる。あ、猫だなと思ってすぐ横に座らせてもらうと、園児くらいの子が手に猫じゃらしを持ってたのである。

 すぐ横で撮影タイム。めちゃ人を警戒する猫なんだけど、猫じゃらしの誘惑には勝てなかったのだ。さすが子猫。

日没後の黄昏れ時だったので画質はちょっと悪いけど、猫じゃらしを捕まえようと遠慮がちに前足を伸ばした瞬間を狙って撮影。手前のサビネコは今ひとつ乗り気じゃないのが面白い(2018年7月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

日没後の黄昏れ時だったので画質はちょっと悪いけど、猫じゃらしを捕まえようと遠慮がちに前足を伸ばした瞬間を狙って撮影。手前のサビネコは今ひとつ乗り気じゃないのが面白い(2018年7月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

 このチャシロ猫、目ヤニがひどくて心配だったのだが、7月末にあったときはちゃんとキレイになって目も開いていたので一安心である。

階段途中で寛いでたのを見つけて撮影。目もちゃんと開いて元気そうでなによりである(2018年7月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

階段途中で寛いでたのを見つけて撮影。目もちゃんと開いて元気そうでなによりである(2018年7月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

 このあたりの人はおおらかなのか猫好きが多いのか、そこから数10m離れた民家の軒先にも子猫がいた。

 最近は猫は室内で、外猫はちゃんと去勢して地域猫として世話をしましょう、ということになっているが、昔は猫なんて放し飼いが当たり前だったわけで、古くからの住宅街ではときおりその当時の感覚で猫を受け入れてる人もまだまだいるのだ。

 夜、玄関前に1匹猫がいるのを見つけてカメラを向けたら、その奥に子猫がひょこっと顔を出して様子を伺ってるのを発見。

物陰からそーっと覗いてる感じがなんともかわいくてたまらんのである。右手前に見えているのが親猫。この子猫も3兄弟で全部キジトラでした(2018年8月 オリンパス E-M1 Mark II)

物陰からそーっと覗いてる感じがなんともかわいくてたまらんのである。右手前に見えているのが親猫。この子猫も3兄弟で全部キジトラでした(2018年8月 オリンパス E-M1 Mark II)

 キジトラの子猫である。

 街灯の光がちょうどその子猫にあたっていい雰囲気だったので、被写体をそちらに切り替えて(ちょっと遠かったけど)思わず撮影。

 最後にもう1匹行こう。

 まったく別の場所。芝生のあるおうちに猫がいついてしまったようで、その猫が子供を生んだのだ。

 たまたまそのおうちの方がいたので話を伺うと、飼ってるわけじゃないけどよく庭に来ているのは知っていて、なんとか子猫を捕まえて里親を探したいとおっしゃってた。

 その親子がたまたま椅子の上で並んでくれたので思わず撮影。

 もうずいぶん大きくなってるが親と並ぶとまだ小さいなってのがよくわかっていい。

庭に置いてある椅子の上で2匹仲良く寝てたのでカメラを向けたら気配がバレて2匹仲良く顔を上げたの図。親子ですなあ(2018年8月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

庭に置いてある椅子の上で2匹仲良く寝てたのでカメラを向けたら気配がバレて2匹仲良く顔を上げたの図。親子ですなあ(2018年8月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II)

 その後、そのおうちの方に会ってないので子猫がどうなったかはわからないけれども、無事、親猫の去勢と子猫の里親探しがうまくいくといいなと思っております。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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