警戒心が強くても猫じゃらしの誘惑に勝てない子猫
あるとき、その猫たちがよくいるアパートの前で母子がしゃがんでる。あ、猫だなと思ってすぐ横に座らせてもらうと、園児くらいの子が手に猫じゃらしを持ってたのである。
すぐ横で撮影タイム。めちゃ人を警戒する猫なんだけど、猫じゃらしの誘惑には勝てなかったのだ。さすが子猫。
このチャシロ猫、目ヤニがひどくて心配だったのだが、7月末にあったときはちゃんとキレイになって目も開いていたので一安心である。
このあたりの人はおおらかなのか猫好きが多いのか、そこから数10m離れた民家の軒先にも子猫がいた。
最近は猫は室内で、外猫はちゃんと去勢して地域猫として世話をしましょう、ということになっているが、昔は猫なんて放し飼いが当たり前だったわけで、古くからの住宅街ではときおりその当時の感覚で猫を受け入れてる人もまだまだいるのだ。
夜、玄関前に1匹猫がいるのを見つけてカメラを向けたら、その奥に子猫がひょこっと顔を出して様子を伺ってるのを発見。
キジトラの子猫である。
街灯の光がちょうどその子猫にあたっていい雰囲気だったので、被写体をそちらに切り替えて(ちょっと遠かったけど)思わず撮影。
最後にもう1匹行こう。
まったく別の場所。芝生のあるおうちに猫がいついてしまったようで、その猫が子供を生んだのだ。
たまたまそのおうちの方がいたので話を伺うと、飼ってるわけじゃないけどよく庭に来ているのは知っていて、なんとか子猫を捕まえて里親を探したいとおっしゃってた。
その親子がたまたま椅子の上で並んでくれたので思わず撮影。
もうずいぶん大きくなってるが親と並ぶとまだ小さいなってのがよくわかっていい。
その後、そのおうちの方に会ってないので子猫がどうなったかはわからないけれども、無事、親猫の去勢と子猫の里親探しがうまくいくといいなと思っております。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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