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従来モデルよりも充電しやすく進化した

フォッシルの心拍センサーやGPSを搭載した最新スマートウォッチをレビュー

2018年08月22日 09時00分更新

文● 中山 智 編集●飯島恵里子/ASCII

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フォッシル「Q Venture HR(FTW6017)」価格4万3200円

 フォッシルから、Wear OS by Googleを採用したタッチスクリーンスマートウォッチの最新モデル「Q Venture HR」と「Q Explorist HR」が登場。iPhone、Androidスマートフォンともに利用可能で、第4世代となるこのモデルでは心拍計とGPS、NFCといった機能が搭載されている。今回はケースサイズが40mmで女性向けの「Q Venture HR(FTW6017)」をレポートする。

Q Venture HR(FTW6017)はケース径40mm

第4世代は第3世代よりも身に付けやすく軽量化

 「Q Venture HR」はケースサイズ40mm、ベルトサイズ18mmの女性向けスマートウォッチ。ケースの素材はステンレスティールを採用。ベルトもメタル製だがレザーストラップを採用したモデルもラインアップしている。ベルトの装着感など細かなポイントで改良が加えられており、男性の筆者が長時間装着していてもイヤな感じはしなかった。

第3世代「Q Explorist FTW4001」

第4世代「Q Explorist HR FTW4012」

 なお、フォッシルの第4世代タッチスクリーンスマートウォッチは、軽量化されているようだ。男性向けモデルで、第3世代と第4世代が似たようなデザインの「Q Explorist」を比較してみたところ、第3世代「Q Explorist FTW4001」がブレスレッドのコマ詰めしていない状態で150g、第4世代「Q Explorist HR FTW4012」は同じくコマ詰めしていない状態で、第3世代に比べてケース径が1mm大きなデザインにもかかわらず、140.1gと約10gほど軽い。実際に着用するとなると、手首の太さに合わせてコマ詰めを行うので、人によっては製品スペックよりも軽くなるはずだ。

Q Venture HR FTW6018と同時期に発売された、第4世代の男性向けモデルは、写真左の「Q Explorist HR FTW4012」(4万3200円)、写真右の「Q Explorist HR FTW4016」(3万8880円)。中央が今回紹介するQ Venture HR FTW6018だ

心拍計とGPSを搭載、スマホなしでランニングできる

 最新世代のいちばんの特徴は、心拍計とGPSを搭載したこと。心拍センサーは本体背面に配置されており、装着しているだけで約20分ごとに自動で計測してくれる。もちろんユーザーの好きなタイミングで計測も可能で、標準のウォッチフェイスならハートのアイコンをタップするだけで、心拍数を計ってくれる。さらにGoogle Fitでのトレーニング時にも自動で心拍数を計測してくれる。

背面中央部にあるのが心拍センサー

Google Fitで心拍数の計測が可能

20分から30分間隔で計測してくれる

Google Fitでのトレーニングでも自動で心拍数を計測

 計測した心拍数は、時計にインストールされているGoogle Fitアプリから、ログとして確認できる。また執筆時点では、テストに使用したAndroid端末(Xperia XZ Premium)のGoogle FitアプリやWear OSアプリからは、心拍数のログはチェックできなかったものの、サードパーティー製のGoogle Fitに連携したアプリではログを確認できた。やはり自動で定期的に心拍数がわかるのはおもしろく、心拍数が高いときは「そういえば、移動で歩いていたな」など関係性がデータとして把握できるのは楽しい。いずれ、Google FitアプリやWear OSアプリ上で、心拍数のログをチェックできるようになるだろう。

「Fert Trace」というアプリを使うと、スマートフォンからも心拍数のログが閲覧できた

トレーニングなどのアクティビティーの詳細がチェックできる

 さらにGPSを搭載したことにより、ウォーキングやランニングなどに出かける際、スマートフォンを一緒に持って行かなくても、移動したログを記録できるのは便利。また、本体メモリーに音楽ファイルを保存すれば、Bluetoothイヤホンで音楽も聴ける。これもスマートフォンを一緒に持ち歩かなくてすむ。運動が好きな人は極力身軽で出かけたいという声も多いのでピッタリだ。

本体にGPSを搭載しているので、連携しているスマートフォンがなくても位置情報を記録できる

音楽ファイルもダウンロードしておけば、単体で再生可能

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