このページの本文へ

帯域を圧迫することなく多数のサーバーへ配信、同時並列処理による画像認識が可能に

さくらインターネットとArchiTek、画像認識の高知能化に向けた動画加工配信の実証実験に成功

2018年08月21日 17時05分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

実証実験のイメージ

 さくらインターネットは8月21日、ArchiTekと共同で画像認識の高知能化に向けた動画加工配信の実証実験に成功したと発表した。

 この実証実験は、企業における画像解析などを効率的に行なうために必要な動画加工処理および配信処理を一括して実施する手法を考察するもの。ArchiTekが開発したFPGA上で動作する並列動画加工フィルタ処理を担うIntelligent Pixel Engineと、さくらインターネット研究所が考案したVideo Captureを介したHDMIによる加工済み動画の効率的な配信手法を組み合わせて検証したという。

利用想定イメージ

 本実証実験が成功により、画像認識などの解析処理におけるデータ前処理工程を集約し、既存ネットワーク帯域を圧迫することなく高効率で多数のサーバーへ配信することが可能になるという。これにより同時並列処理による画像認識などの計算機の高知能化に向けたひとつの処理方式の実現が期待できるとしている。

カテゴリートップへ

灯油タンクで残量検知を実現!北海道の生活を守るIoTとは【熱量IoT】#3

動画一覧はこちら!